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(日刊ゲンダイ2011/5/31)
「日々担々」資料ブログ
放置すれば自衛隊のクーデターがある [菅存続で滅びへ向かうこの国]
このまま無能政権を放置すれば、この国は再び滅亡の道へまっしぐらだ。それは歴史を振り返れば明らかだ。戦前の日本も昭和恐慌と大飢饉により、社会は閉塞していた。先行き絶望感から悶々としていた国民は、腐敗しきった政党政治に辟易し、相次ぐ軍事テロと軍部政権の台頭を受け入れた。その結果、愚かな戦争に突き進んでいったのだ。
震災と不況に揺れる今の日本も、すでに危険な兆候は表れている。世論調査で「次の首相にふさわしい人」を聞けば、トップは自民党の石破茂政調会長。巻頭に「天皇陛下のお言葉」を掲載するような保守系月刊誌は「安倍元総理 再登板待望論」を特集していた。
菅・民主党の不甲斐なさが、目つきの怪しい軍事オタクや、お腹が痛くて政権を放り出したタカ派ボンボンの復権を許しつつある。これは笑い話では片付けられない。立正大教授の金子勝氏(憲法)がこう警告する。
「今回の震災の救援活動で、自衛隊を『ありがたい』と美化する風潮が高まっているのも気がかりです。もちろん、救援自体は評価すべきですが、自衛隊には田母神元航空幕僚長のように『国民の生命・財産よりも、国体のために自衛隊は命を投げ出す』と平気で言ってのける幹部がいるのも事実。いつの世にも国民の感謝の気持ちを悪用する不(ふ)逞(てい)の輩(やから)がいます。自衛隊への歓迎ムードに保守政治家が便乗し、自衛隊ともども政治的発言力を強めて事実上のクーデターを起こす。
そんな可能性もゼロとは言い切れないのが、歴史の教訓でもあるのです」
◆誰でもいいから新内閣をつくれ
これ以上、暗い世の中はまっぴらだ。この国が“いつか来た道”を歩まないためにも、国民はもっと怒りの声を上げ、菅の辞任を迫るべきだ。
大マスコミは、ダメ菅の対立軸に意図的に不人気の小沢と自民党を置き、「それなら菅でも仕方ないか」というムードをつくろうとしているが、本質はそういうことではない。
「“急流で馬を乗り換えるな”という人がいますが、急流を渡れない馬ではしようがない。乗り換えなければ前に進めないのです。『政治空白』をどうこう言う人もいますが、菅首相の継続こそ政治空白。その気になれば2日で首相交代はできますよ」(山口朝雄氏=前出)
政治評論家の森田実氏も「この非常時に、愚かなトップを抱えていることほど、危険な状況はありません。
誰に代わっても、菅首相を下回る最低・最悪の政治家はいないのです」と断言した。
安倍元首相の復権など腹が痛くなるお笑いで論外だが、即刻、朦朧夢想の菅を退場させ、新内閣をつくらなければ、原発事故被害は手がつけられなくなってしまう。日本そのものがドンドン間違った危険方向に進んでしまう。そうなってから、国民が目を覚ましても手遅れなのだ。
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