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渡邉正次郎 NewsToday
公開日:2011/05/31 00:00 .
日本人はこのままだとダメになるよ!地下鉄で地震に遭遇し、原発爆発で日本と日本人をオスマン・サンコン氏憂う!!欧米では枝野を「ペーパーを読むロボット」と。なるほど頷ける。..
読者があまり手にしないアサヒ芸能誌上で、一時、メディアで大活躍していたアフリカ人のオスマン・サンコン氏が、大震災に遭遇した恐怖と原発爆発を海外メディアがどう伝えているか、日本人へ愛情ある警告!!..
「震災の日はね、ワタシの62歳の誕生日でした。銀座に行こうと地下鉄に乗っていたら、永田町に着く直前に電車がグラグラ揺れだした。何とか駅に止まって、皆、地上まで階段を走ったね。地上に出たらもう脚がガタガタ。ワタシ、日本はもう終わりかと思った」..
原発事故に関しては、震災翌日のニュースで知ったというサンコン氏。しかし、国内と海外の報道の内容のギャップに驚いたという。..
「原発事故が起きた直後から、毎日10件以上の電話が海外の親戚からかかってきました。『とにかく早くニホンを出なさい』と。特にアニキを含め、パリには親戚がいっぱいですが、フランスの報道やCNNやBBCは『日本政府も日本メディアも信用できない。本当のことを言っていない』と終始伝えていました」..
そしてその直後に、外国人が一斉にニホンを去る光景にも出くわしたという。..
「アフリカでも、すぐに15カ国の大使が帰国しました。驚いたのは、(ギニア)大使とその奥さんが出国手続きをしに税関に行ったら、なんと2`bの列ができていました。..
だけどワタシは退去しませんでした。だってニホンを愛してるから。でも、いちばん情報を得ているであろうアメリカ大使が逃げたら、危ないと思っていました」..
サンコン氏は、今回の一連の原発に関する情報開示の混乱こそが、国民を不安に陥れる大きな原因だったと指摘する。..
「政府、東電、原子力安全保安院など、いろんなセクションがバラバラに会見を開き、しかも専門的な言葉や数字を並べて的を射ていない話ばかりでしょ。国民が知りたいのは、危ないか危なくないか。そして、健康への影響が具体的にどの。程度あるのかということ。..
技術的なことなんて聞いてもしょうがない。4月13日に郡山のビッグバレット内の避難所に行って約3000人の方々と握手してきましたが、皆さん、テレビに流れる報道を『またウソなんじゃないか』という顔つきで見ていました」..
体を張って被災者の声に耳を傾けていたサンコン氏。40年近く日本を通じて世界を見てきた経験を元に、今後の日本について警鐘を鳴らす。..
「正直、日本のパワー、落ちてきていると感じます。政治、経済、技術、学力も。枝野さんは欧米では『ペーパーを読むロボット』と言われ、原発対応でもヘリでバケツの水をかけていた際には、『先進国なのに子供のようだ』と言われていた。..
こんなに世界がオープンになったのに、逆にニホンは『井の中の蛙』のよう。政府に関係なく、ニホン人、ひとりひとりが目を開けて、耳を澄まさないと、本当にダメになってしまいますよ。..
自分たちの運命は自分たちでつかむしかないことに気づかないと。本当は強い国なんだから、パワーを出してほしいですね」..
この金言を真摯に受け止められるか、それが日本の未来を左右しようだ。..
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