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首相の執念「起き上がり小法師」 不信任案攻防激化 欠席でも厳重処分
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110530/stt11053020530008-n1.htm
2011.5.30 20:49 産経新聞
退陣を求める民主党内の反首相勢力に、欧州から帰国した菅直人首相が反撃を開始した。党代表経験者との会談をちらつかせて若手を牽(けん)制(せい)したかと思えば、内閣不信任決議案には、欠席でも「厳重処分」とハードルを上げた。首相の手に握られているのは、たたいても、揺らしても起き上がってくる民芸人形「起き上がり小法師(こぼし)」。政権を手放さないという執念が、その人形から伝わってくる。(小島優)
「不信任の話があるが党が一致して否決する。賛成や欠席なら厳重に対処することを役員会で確認する」
岡田克也幹事長はわざわざ官邸で首相と会談し、造反者を厳重処分する方針を確認。首相もうなずいた。
欠席でも厳重処分−。これは岡田氏の提案だが、党の正式方針に格上げし、引き締めを本格化させた。不穏な議員への「各個撃破」にも着手した。安住淳国対委員長は国対役員会で「仲間ときちんと話して、同調が起きないように努力しよう」と号令をかけた。
首相は28日、訪問先のブリュッセルで、鳩山由紀夫前首相や、小沢一郎元代表ら党代表経験者に会談を呼びかけると表明した。首相退陣論を公言する小沢氏はもちろん、同氏に近い鳩山氏をも取り込みたい考えを示した。
だが、これを聞いた小沢氏が先手を打った。首相の会談申し入れを前に、30日午後に羽田孜元首相と会談すると、夕方には都内の事務所に鳩山氏を訪ねて、不信任案への対応で連携する考えを確認した。さらに、小沢氏支持グループの会合に姿をみせた小沢氏は「党内が穏便に収まるよう努力する。それでもダメなら決断する」と述べた。
小沢氏の発言は、首相が自発的に退陣しないなら、退陣への動きを加速させる考えを示したものと受け止められた。
一方の自民、公明両党は幹事長・国対委員長会談で、内閣不信任案の週内提出で最終調整する方針を示した。6月1日の党首討論、2日の衆院本会議での首相の主要国首脳会議(仏ドービル・サミット)報告を経て提出する。自民党の大島理森副総裁は30日、政府の震災対策への不信について「何か隠しているのではないか、と国民は思う。内閣の言葉は信頼を失った」と力を込めた。
菅内閣のインターネットサイト「KAN−FULL BLOG」には、29日付の首相の寄稿が掲載されている。都内にある福島県のアンテナショップを訪れた際に、同県の民芸品「起き上がり小法師」を購入した話だ。
首相は、「小法師」をサミットに持参し、首脳会合時には、上着のポケットに忍ばせていたとつづった。
「倒れても必ず起きあがる小法師の精神は『日本は必ず復活する』という私から各国首脳へのメッセージに、確かな力を与えてくれました」
帰国した首相は、今度はもう一つの戦いのために、ポケットに、再び起き上がり小法師を忍ばせているに違いない。
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