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不信任案へ小沢氏号令は諸刃の剣 「賛成」公言の損得勘定
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110529/dst11052923420018-n1.htm
2011.5.29 23:40 産経新聞
野党が週内に提出予定の内閣不信任決議案をめぐり民主党の小沢一郎元代表の動向が注目されている。菅直人首相批判を強める小沢氏だが、いまだに不信任案に「賛成」とは明言していない。態度を鮮明にすれば、それになびく議員は少なくない一方で、小沢氏が前面に出れば、非小沢系議員が不信任案同調を敬遠する可能性もある。小沢氏の「鶴の一声」は出るのか出ないのか−。(坂井広志)
小沢氏が側近議員を使い自らを支持する衆院中堅・若手グループ「一新会」と、衆院1年生による「北辰会」を対象に、不信任案への同調を求める署名を始めたのは5月上旬。不信任案可決には民主党から81人の造反が必要だが、一新会(約40人)、北辰会(約50人)の大半が賛成に回れば可決される。
だが、ことは順調には進まず、署名を拒否する小沢系議員は続出した。署名を求める文書に「小沢一郎」の文字がなく、側近たちは「小沢氏の指示だ」と言わずに集めていたからだ。
「署名を勝手にやるのはおかしい! 聞いていない」
5月中旬の一新会の定例会で「署名活動は側近議員の独断」とみたメンバーの一人は、側近の岡島一正衆院議員に食ってかかった。実際は小沢氏の指示にもかかわらず、そう悟られないように署名活動を進めたのはなぜか。
小沢氏周辺は「集まった数が少なかった場合、小沢氏の求心力が問われることになる」と解説する。小沢氏も自ら進んで前面に出ようとしなかったが、この作戦はかえってグループ内の不協和音を生んだ。
こうした事態を踏まえ、小沢氏はついに27日に動いた。小沢氏は事務所に、対応に迷っている議員を呼び出した。一新会の正副会長とはひざを交え、結束を確認した。もっとも、このときですら不信任案の対応については明言しなかった。
民主党で念願の政権交代を果たした小沢氏は、側近に「離党はしない」と述べているものの、不信任案に賛成すると離党あるいは除籍(除名)処分は避けられない。「負け戦はしない」(側近)ためにも、慎重にならざるをえない。
今後の焦点は小沢氏がいつ不信任案への「賛成」を公言するかどうかだ。小沢氏が態度を明確にすれば、対応を決めかねている小沢系議員や、小沢氏と連携している鳩山由紀夫前首相、昨年6月の代表選で小沢グループの支援を得た樽床伸二元国対委員長のグループが賛成や欠席に回る可能性は高まる。
ただ、中間派の一人は「小沢さんには前面に出てほしくない。小沢さんが前面に出ない方が不信任案は成功する」と語る。この議員が念頭に置いているのは長島昭久、吉良州司両衆院議員が仕切る約15人の議員グループ「国益を考える会」だ。同会には首相にも小沢氏にも批判的な議員が少なくない。
「最後に号令をかけるかどうかは、小沢さんにとって賭けになるよ」
一新会のあるメンバーはそうつぶやいた。
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