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(日刊ゲンダイ2011/5/27)
菅政権の自己弁護はもう聞き飽きた
なんだったのか「海水注入中断」
自民党の谷垣総裁が「開いた口がふさがらない」と呆れていたが、国民の大半が同じ感想を抱いただろう。東京電力がきのう(26日)、福島第1原発1号機への海水注入が中断されていなかったと発表した。現場の判断で続いていたという。枝野官房長官は「事実関係を正確に報告してもらわないと困る」と非難していたが、責めは自分たちが負うべきだとは思わないのだろうか。菅政権の自己弁護や言い逃れは、もう聞き飽きた。
今週は、日本中が海水注入中断の原因をめぐり、大騒ぎだった。原子力安全委の班目委員長の再臨界発言がキッカケだとか、菅首相が「オレは聞いてない」とキレたからだとか、諸説が乱れ飛んだ。国会で追及を受けた菅は、「報告があがっていないものをやめろとか言うはずがない」と反論。それが海江田経産相の答弁との矛盾を浮き彫りにするなど、収拾がつかない状態だった。
その間にも班目氏の猛抗議で発言が訂正されるなど迷走を重ねた。これだけでも大失態だが、そもそも「中断」がなかったというのだ。
これが吉本新喜劇なら舞台上の役者が全員コケる場面だが、現実の政治では笑えない。むしろ恐ろしくなる。政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「取り繕えば取り繕うほどほころびが出て収拾がつかなくなった揚げ句、東電に圧力を掛け、なかったことにしたのではないか――。だれもがそう疑うと思いますよ。ここまでひどいと、政府の発表は何も信じられません。国民がソッポを向くのも当然です。政治への不信感はかつてないほど高まっている。それでも、この内閣には責任を取ろうという人がいないのだから驚きです。中断停止が本当だとしても、政府の情報収集が甘かったのは間違いありません。東電を批判する前に、自分たちの非を認めて国民に謝罪し、政権から降りて出直すのが筋です」
◆責任を取れない政治家はいらない
阪神大震災当時、村山首相は「ワシは詳しくないが責任は取る」と言って、部下を動かした。ところが、この政権は、何があっても責任を取らない。すべて他人のせいにするのだから醜悪だ。
「旧自民党政権は、5つの派閥が互いに牽制することで緊張感があり、自浄作用も働きました。ところが、菅政権はトップからして発言をコロコロ変え、責任逃れを図っている。事故発生当初は『ボクはものすごく原子力に詳しい』と吹聴していたくせに、立場がまずくなると『私は原子力の専門家ではない』と答弁して逃げる。こんな言い逃れが通用するのは幼稚園まで。大人の社会では、こんな申し開きは通りません。言う方も聞く方も恥ずかしくなる。そんな常識も分からないレベルの人たちが、この国を担っているのです。バカにつける薬はないといいますが、この政権にもつける薬はありません」(政治評論家・有馬晴海氏)
サミット冒頭の昼食会で最初に発言を与えられ、「主役」と勘違いしている姿もバカ丸出しだ。さっさと辞めてもらいたい。
2011-05-27(21:13)
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