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6・3決戦へ 自公、来週中に不信任案提出 民主すでに50人超の同調確実 菅首相は「まとまった対応できる」と自信
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110528/stt11052801300001-n1.htm
2011.5.28 01:30 産経新聞
自民、公明両党は27日、幹事長・国対委員長会談を行い、来週中に内閣不信任決議案を衆院に共同提出する方針を固めた。6月1日の国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)、2日の衆院本会議での菅直人首相による主要国首脳会議(仏ドービル・サミット)の報告を踏まえ、提出する方向で調整しており、採決は3日となる公算が大きい。民主党ではすでに50人以上が同調する意向を固めており、成立の可能性は十分ある。4日は衆参の首相指名選挙から1周年。この直前に政権は重大局面を迎える。
複数の関係筋によると、自民、公明両党は東京電力福島第1原子力発電所事故に矛先を絞った。
具体的には5月31日に衆院東日本大震災復興特別委員会集中審議で、事故に絡む政府の不手際や「情報隠し」を徹底追及。これを受け、党首討論で自民党の谷垣禎一総裁と公明党の山口那津男代表がそろい踏みで首相に退陣を迫る算段だ。
これまで自民党執行部は不信任案可決の見通しが立つことを提出の条件とし、6月5日の青森県知事選の投開票を待って提出する方向で調整してきたが、各派領袖と公明党は「週をまたぐ必要はない」と来週中の採決を要求。これ以上民主党の同調者が増えるのを待っていては逆に民主党執行部の切り崩しが進み、提出のタイミングを逸しかねないとの判断に傾いた。
最終的な提出時期は谷垣氏が一任を受けており、2日の衆院本会議直後になるか、3日の参院予算委員会集中審議直後になるかは微妙な情勢だ。
仮に不信任案が否決された場合は、首相の「大幅延長」という対抗策を封じるために、会期末(6月22日)を前に参院で首相の問責決議案を可決させ、参院審議を止める構え。
谷垣氏は5月27日夜、東京・丸の内の東京會舘で党10役会議を開き「勝負の時が近づいている。私に任せてほしい」と決意を表明した。
不信任案は社民党が否決に回るとみられ、可決には民主党から81人の造反が必要。民主党では小沢一郎元代表が同調者の署名をひそかに集めており、小沢系議員だけでその数はすでに50人を超えた。樽床伸二元国対委員長らのグループなども同調の動きを見せており、鳩山由紀夫前首相らは欠席する公算が大きい。
一方、首相は27日夕(日本時間27日深夜)、仏ドービルで記者会見し、「野党の動きには民主党としてまとまって対応できると信じている」と語った。
◇
民主、不信任同調への“地ならし”?中間派が一斉に両院議員総会要求で大合唱 ほくそ笑む小沢氏
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110528/plc11052801310005-n1.htm
2011.5.28 01:30 産経新聞
自民、公明両党による内閣不信任案提出の動きに連動するように、民主党の「中間派」が両院議員総会開催を求めて一斉に動き出した。東京電力福島第1原発事故で政府が説明を二転三転させることへの不満は爆発寸前。両院議員総会を要求することで不信任案同調に向けて「地ならし」をしたいとの思惑が透けてみえる。(加納宏幸)
中間派の小沢鋭仁前環境相は27日午前、衆院第2議員会館の樽床伸二元国対委員長の部屋を訪れた。
小沢氏「不信任案への賛成は難しいが、否決して菅直人首相を信任する思いにはなれない。両院総会の開催を求めよう!」
樽床氏「当然だ。この状況を乗り切るには期限を切った大連立が望ましい。一度前向きな議論をする必要がある」
両氏ともに小沢一郎元代表系のグループには属していないが、首相への反感は強い。原口一博前総務相もすぐに同調した。
「政府・与党内で総括するため両院総会での議論が必要だ。いきなり不信任案が出てきたから同調するというのではいけない…」
両院議員総会は、もともと小沢一郎氏に近い勢力が代表解任を狙って画策したが、不信任案同調による「菅降ろし」に戦術を切り替えたため下火になった。
ここにきて中間派が動き出したのは、自公両党が来週中の不信任案提出の動きを嗅ぎ取ったからだ。同調には「大義」が必要。両院議員総会で首相が辞任要求に応じなければ、それが「大義」となり、執行部が開催を拒めば、それも「大義」となると考えたのだ。
この動きに気付いた岡田克也幹事長はさっそく中間派議員を個別に呼び、締め付けを始めた。安住淳国対委員長は「万一、不信任案が可決されれば首相に解散を進言する」と牽(けん)制(せい)した。
だが、小沢一郎氏もびっくりの「恫(どう)喝(かつ)」戦術は執行部離れを加速する。谷岡郁子参院幹事長代理は、岡田氏が不信任案同調者や欠席者の「除籍」をちらつかせたことを受け「思わずのけぞりました。何度選挙に負けても責任を取らない人が他の仲間は1回で責任を取らせるわけ? これは私の知る組織の論理ではない」とツイッターで指弾した。
追い風を感じ取った小沢一郎氏は27日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)のインタビュー記事でこう断じた。
「老兵は去ろうと思ってたが、もう一仕事やらねばならない。首相はいつまでもその座にとどまりたい。それが優先順位の1位。だからみんな困ってる。一日も早く代わった方がよい」
◇
煮えきれぬ谷垣氏にいらだつ公明「波状攻撃」 「機を逸すればもうチャンスなし」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110528/stt11052801310002-n1.htm
2011.5.28 01:30 産経新聞
自民党が来週中の不信任決議案提出に向けてようやく決断した。「提出するからには可決の見通しが立たなければ…」と煮え切らない谷垣禎一総裁の背中を最後に押したのは公明党だった。かつての自民党の壮絶な権力闘争を傍らで眺めてきただけに、油の抜けきった谷垣執行部はいかにも頼りなく映るようだ。(佐々木美恵)
27日朝、国会近くのホテルの日本料理店。公明党の井上義久幹事長は、不信任案の共同提出を正式要請した石原伸晃幹事長にやんわりと念を押した。
「ただ単に会期末に出すんじゃあ意味がないですよね?」
横で漆原良夫公明党国対委員長が「来週中に勝負しろよ」と言わんばかりの無言の圧力。石原氏がうなずくと、井上氏は安堵(あんど)の表情を浮かべた。
公明党は爆発寸前だった。森喜朗元首相が5月の連休前に「首相をサミットに行かせるな」と不信任案提出に向け檄(げき)を飛ばすと各派領袖も一斉に同調。公明党幹部も賛同したにもかかわらず谷垣氏は見送り、連休明けにはすっかり倒閣の機運はしぼんでしまったからだ。
ある公明党幹部は旧知の自民党幹部をしきりに説得した。
「サミット前でも後でもいつでもいい。だが、6月5日投開票の青森県知事選を過ぎれば、不信任案は単なるセレモニーになるんだぞ!」
そんな中、福島第1原発1〜3号機の炉心溶融が判明。1号炉への海水注入問題も浮上し、政府の「事故隠し」の疑いが強まった。公明党では「この機を逸すればもうチャンスは巡ってこない」との声が強まった。
それでもなお谷垣氏は決断を渋った。一つは大島理森副総裁が、不信任案が否決された場合の地元・青森県知事選への影響を恐れ、5日以降の提出にこだわったことが大きい。もう一つは石破茂政調会長の存在だ。玄葉光一郎民主党政調会長と協調路線をとる石破氏は復興基本法案の修正協議に前のめり、不信任案そのものに消極的だった。
「もう黙っていられない」とばかりに公明党は波状攻撃を仕掛けた。まず井上氏が20日に「不信任は可決の見通しがなければ出さないというものではない」と表明。漆原氏は自民党の逢沢一郎国対委員長を「後はあなたがたの判断次第だ」と揺さぶり、最後は山口那津男代表が26日に「政権を担う者が力不足ならば代えた方が復興にスピード感が出る」とダメ押しした。
「あとは谷垣さんの判断一つだ…」。ある公明幹部が漏らした一言には「これで決断できなければ11年余りの蜜月関係はおしまいだ」との思いがにじむ。自公両党は30日にも幹事長・国対委員長会談を開き、最終的な意思統一を図る方針だが、またも谷垣氏がグラつけば、公明党の怒りの矛先は「お坊ちゃま総裁」に向かうに違いない。
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