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陸山会裁判:証人の検事3人、不当な取り調べを否定
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110528k0000m040090000c.html
毎日新聞 2011年5月27日 21時30分
小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた衆院議員、石川知裕被告(37)ら元秘書3人の第14回公判が27日、東京地裁(登石郁朗裁判長)であり、05、07年の政治資金収支報告書を作成した池田光智被告(33)を取り調べた検事2人の証人尋問が行われた。
弁護側は、元公設第1秘書の大久保隆規被告(50)の関与を認めたとされる池田被告の取り調べに任意性がないとただしたが、検事2人は強く否定した。
池田被告の取り調べを担当した検事(48)は「最終段階では大久保被告の関与を認めた。供述が揺れたのは、小沢元代表に累が及ぶことを考えたのではないか」と証言。弁護側は「『署名しろ』と迫ったのではないか」と追及したが、検事は否定した。
最初に取り調べを担当した検事(38)も「池田被告が大久保被告に収支報告書の原案を見せたという話(供述)は変わらなかった」と述べた。
裁判長は、この検事2人が別の事件で作成した調書の任意性を否定した大阪地裁の裁判記録を証拠採用した。
この日は、大久保被告を逮捕前に取り調べた検事(44)も証人出廷。検事は「大久保被告は当時(逮捕前)から『小沢元代表からの借入金を記載していない』と言っていた。大久保被告が虚偽記載を了承しているのは前提だった」と述べた。【野口由紀】
◇
調書任意性否定の裁判記録を採用 陸山会事件公判
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052701000887.html
2011年5月27日 19時23分 東京新聞
小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件の第14回公判が27日、東京地裁であった。登石郁朗裁判長は、政治資金規正法違反の罪に問われた元秘書池田光智被告(33)の取り調べ検事2人が別事件で作成し、大阪地裁が任意性を否定した供述調書に関する裁判記録を証拠採用した。
元公設第1秘書大久保隆規被告(50)の弁護側が証拠請求していた。2人は花崎政之検事(48)と蜂須賀三紀雄検事(38)で、弁護側は陸山会事件でも同様の取り調べが行われたと主張した。
この日は2人に加え、大久保元秘書を取り調べた田代政弘検事(44)の証人尋問もあり、いずれも「作文はしてない」などと不当な聴取を否定。
花崎検事は池田元秘書の供述について「最終段階では大久保元秘書の関与を認めた。揺れ動いたのは、小沢元代表にも累が及ぶことを考えたからではないか」と述べた。
大久保元秘書の取り調べは、大阪地検特捜部の証拠改ざん事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事(43)が大半を担当。検察側は前田元検事が作成した供述調書の証拠請求を撤回している。
(共同)
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