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http://blog.kajika.net/?day=20110526
菅首相が経済協力開発機構(OECD)の閣僚理事会で訪仏中ということもあって、主の居ぬ間に「内閣不信任決議案は可決できるのか」の皮算用がしきり。問題は民主党内の小沢グループが除名覚悟で野党が提出する不信任決議案に同調するかだが、同グループからは「可決可能な数は確保した」と強気の読みが聞こえてくる。
その一方で内閣不信任決議案を出す側の自民党の方がいまひとつ煮え切らない。不信任カードを切って否決されれば「その後の攻め手がなくなる」とあって執行部は慎重な姿勢を崩していない。フランスにいても菅首相は国内政局の方が気懸かりなのだろう。
<民主党内では小沢一郎元代表を支持するグループを中心に、野党が提出する不信任決議案に同調する動きが出ており、「可決可能な数は確保した」との強気の声も聞かれる。だが、社民党が反対に傾くなど可決のハードルはなお高く、自民党も提出時期などを巡って腰が定まっていない。
◆飛び交う皮算用
「今、決断し、行動しなければならない」
民主党の川内博史衆院議員は25日、小沢元代表が自身と面会した際にこう語り、東京電力福島第一原子力発電所事故への菅政権の対応を批判するとともに、不信任案への同調も示唆したことを記者団に明らかにした。
鳩山前首相も25日、元代表に近い参院議員らの会合で講演し、「大事なのは覚悟だ。これから皆さんの気持ちを整理することが必要な時が来る」と説いた。鳩山氏周辺では「小沢氏に同調して不信任案に賛成する可能性がある」との見方が広がっている。
小沢グループには「90人以上は不信任案に賛成する」と豪語する議員もいる。強気の読みの背景には党内の「嫌菅」ムードの広がりがある。若手には「このままでは次の衆院選で討ち死にする。首相を降ろすしかない」との悲鳴が上がっている。同党は政治経験の浅い若手が多いだけに、「不信任案を軽く考え、本当に造反してしまいそうだ」と心配するベテラン議員もいる。
◆高いハードル
しかし、不信任案可決のハードルは低くない。社民党の重野幹事長は25日の記者会見で「復興への努力をしている時に司令官の首を替えることは、永田町では通用しても被災地には通用しない」と強調、不信任案への反対を示唆した。社民党が反対すると、与党から77人が賛成に回らないと不信任案は可決されない。無所属議員の動向や欠席者の数次第ではハードルはさらに高くなる。
党執行部も締め付けを強めている。幹部の一人は25日、「欠席は明らかな反党行為だ」と述べ、欠席でも厳罰処分にする考えを示した。首相周辺は「不信任案が可決されれば、首相は必ず衆院解散・総選挙に打って出る」と造反の動きをけん制する。
不信任案が可決されたのは戦後、吉田内閣で2回、大平、宮沢内閣で各1回の計4回のみで、いずれも衆院は解散された。宮沢内閣の不信任案採決では、自民党から小沢元代表ら39人が賛成票を投じた。今回は、その時の倍近い賛成票が必要となる計算だ。
◆煮え切らぬ自民
自民党の谷垣総裁は25日、国会内で講演し、「(太平洋戦争中の)東条(英機)内閣末期のようだ。『東条さんではダメだ』と言って近衛(文麿)さんが動いたが、なかなか倒せなかった」と述べ、倒閣が思うように進んでいない状況にいら立ちを示した。
自民党内では不信任案の早期提出を求める声も多いが、執行部は慎重な姿勢を崩していない。不信任カードを切って否決されれば「その後の攻め手がなくなる」からだ。
谷垣氏側近からは「離党するには相当の覚悟が必要だ。今の民主党議員からは、悲壮な決意が感じられない」と小沢グループの本気度を疑問視する声も多い。
一方、自民党のベテラン議員からは「6月冒頭提出」の声が強まっている。その一人、町村信孝元官房長官は25日、自民党本部で谷垣氏に「なぜ迷っているのか」と直接、決断を迫った。(読売)
<菅直人首相が、仏ドービル・サミットで不在のなか、おひざ元の民主党内から「菅降ろし」の狼煙が続々と上がってきた。東日本大震災や福島第1原発事故に迅速に対応できず、場当たり政治を続ける菅首相に堪忍袋の緒が切れているのだ。天敵・小沢一郎元代表の怪しい動き。サミット後の「6月大政局」が現実味を帯びてきたのか。
「国難の時に最終的な覚悟、責任を政治家が取ることを示せばいい。大事なのは覚悟を持って行動する勇気だ」
鳩山由紀夫前首相は25日、国会内で開かれた小沢氏を支持する参院議員の集会でこう語った。
野党・自民党は6月1日の党首討論後にも、内閣不信任案を提出する準備を進めている。民主党から約80人が造反すれば可決されるため、鳩山氏の発言は事実上、倒閣に向けて決起を促したものと受け取れそう。
小沢氏も吠えた。
同日、都内の事務所で川内博史衆院議員と会談し、原発事故について「官邸が情報を隠し、本来、知らされるべき情報が被災住民に知らされなかったことで無用な被曝を招いた」と政府を批判。「いま決断し行動しなければならない」と、首相退陣を求める行動を起こす考えを示唆した。
鳩山氏と小沢氏は24日夜、「参院のドン」こと輿石東参院議員会長をまじえて、都内の日本料理店で会談している。
小沢氏を「オヤジ」と呼ぶ原口一博前総務相も25日、「東京電力任せにし、放射性物質をバンバン拡散させている。子供や妊婦や赤ちゃんを守れないことは絶対にあってはならない。トップは替わった方がいい」と記者団に語った。
中部電力浜岡原子力発電所の稼働停止要請で、下火になっていた「菅降ろし」だが、第1原発1号機から3号機が震災直後にメルトダウンしていたことが、いまごろになって発覚。さらに、1号機への海水注入中断問題で、菅首相の言動が事態悪化を招いた可能性が指摘され、菅首相への不信感は再び高まっている。
民主党議員が野党提出の内閣不信任案に同調すれば、離党は不可避。菅首相周辺は「不信任案可決なら解散総選挙だ」とけん制している。
果たして、バッジを失う覚悟で「菅降ろし」に突き進める議員は、どれくらいいるのか。(ZAKZAK)>
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