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(日刊ゲンダイ2011/5/26)
[陸山会事件裁判]検察に都合のいいことしか書かない大新聞のデタラメ
冤罪事件報道の反省ゼロ
冤(えん)罪(ざい)被害者を生んだ郵便不正事件の反省はどこへ行ったのか。大マスコミの報道は、やっぱりおかしい。
24日に開かれた陸山会事件の公判。キーマンの水谷建設・水谷功元会長(66)が証人として出廷し、検察が主張する裏ガネ授受のシナリオは「ちょっと考えづらい」「(わが社の)教育の心得に反する」と証言した。
小沢事務所に5000万円の裏ガネを渡すため、赤坂のホテルまで川村元社長を送ったとされていた元運転手も「送った記憶はない」と言い、サインを強要された供述調書の訂正を求めた。
要は検察のストーリーを覆す証言をしたわけだが、大新聞での扱いは小さく、ベタ記事扱いのところもあった。検察側に有利な証言は「裏金1億円 元社長が支払い明言」などと大々的に報じたくせに、一体この差はなんなのか。
「陸山会事件の扱いが小さかったのは、ちょうど同じ24日に布川事件の再審で無罪判決が出るという大きな出来事があった影響もあるでしょう。この歴史的な冤罪事件に対し、大マスコミは一斉に、検察の取り調べ手法や司法の体質に問題があったと報じた。弱者の味方ぶって、もっともらしいことを言っているのですが、本来なら布川事件を教訓に、マスコミも猛省すべきです」(司法ジャーナリスト)
なぜなら、冤罪の片棒をかついできたのは、当の大マスコミだからである。まだ逮捕状すら出ていない段階で、「関係者の話によれば……」と、“推定有罪”の外堀を埋めていく。郵便不正事件でも、検察の主張を補完して、世論を誘導する役目を果たしてきたのは大手メディアだ。陸山会事件でも同じことが繰り返される可能性がある。
元大阪高検公安部長の三井環氏が言う。
「大新聞は検察に都合のいいことしか書かない。そういう構造はずっと変わらないし、反省することもない。彼らに公平公正な報道を期待してもムダ。私はもう半ば諦めていますよ」
ズブズブの検察と記者クラブは冤罪を生む温床でしかない。解体して出直すべきだ。
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