http://www.asyura2.com/11/senkyo113/msg/685.html
Tweet |
水谷元会長の証言でさらに追い詰められた小沢一郎
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2011/05/post-c8be.html
小沢は終わったな!
と思わせるニュースである。
小沢一郎の資金管理団体・陸山会の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた元秘書3人の第13回公判が24日、東京地裁で開かれた。
今回は、弁護側の“切り札”とされる水谷建設(三重県)の水谷功元会長(66)が出廷し、詳細に証言した。
以下は、毎日新聞からの引用である。
小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた衆院議員、石川知裕被告(37)ら元秘書3人の第13回公判が24日、東京地裁(登石郁朗裁判長)であり、小沢事務所に計1億円を裏献金したとされる「水谷建設」(三重県)の水谷功元会長(66)が証人出廷した。元会長は裏献金について「私がすべて手配した」と述べる一方、焦点の04年分の5000万円が小沢事務所に実際に提供されたかどうかは「分からない」と証言した。
証言によると、同社は04年、胆沢ダム(岩手県奥州市)の関連工事で下請けJV(共同企業体)の幹事となることを目指していた。元会長は川村尚前社長(54)に対し、元公設第1秘書の大久保隆規被告(49)への陳情を指示。「大久保さんと合意できた」との報告を受けたため、最初の5000万円を用意したという。
ところが、同社は下請けにはなったが、幹事にはなれなかった。また、5000万円の提供先は大久保被告だったと前社長から報告されたといい「事件が明るみに出て『石川議員に渡した』(と前社長が供述した)と知り、びっくりした」と述べた。
公判には、04年10月15日に裏献金の授受場所とされる東京都内のホテルに前社長を送ったとされる元運転手の男性も出廷した。
検察側は、虚偽記載の背景に同社の裏献金があったと主張。4月に証人出廷した川村前社長も、04年10月15日に都内のホテルで石川被告に、05年4月に大久保被告に各5000万円を渡したと証言したが、両被告は受領を全否定していることから、弁護側が元会長らを証人申請していた。【野口由紀】
陸山会事件:「裏献金手配した」 水谷建設元会長「提供は不明」
毎日新聞の記事を引用したのは、各種報道の中で、毎日がもっとも解りやすかったからである。
記事のコアは、
―04年分の5000万円が小沢事務所に実際に提供されたかどうかは「分からない」と証言した―
という部分と
―5000万円の提供先は大久保被告だったと前社長から報告されたといい「事件が明るみに出て『石川議員に渡した』(と前社長が供述した)と知り、びっくりした」と述べた―
という部分である。
共同通信は、これらの部分を
―2004年分の5千万円については「手配したが、報告と違う点もあり(実際に渡ったかは)分からない」と述べた―
―元会長は、元公設第1秘書の大久保隆規被告(49)に渡したと報告されたと説明し、「石川議員に渡したことになっていてびっくりした」と証言―
―自分の指示で5千万円を本社から東京支店に運んだ元専務を「見届け人」として立ち会わせるつもりだったのに、前社長が単独で渡した点などを指摘し、授受には「不明朗な点がある」とした―
と報じている。
両記事を読んで感じるのは、水谷元会長の証言は極めてあやふやだ、ということである。
―小沢事務所に実際に提供されたかどうかは「分からない」―
とする根拠は、
―提供先は大久保被告だったと前社長から報告を受けていたが、実際は「石川議員に渡した」と前社長が証言したこと―
―5千万円を本社から東京支店に運んだ元専務を「見届け人」として立ち会わせるつもりだったのに、前社長が単独で渡した点―
である。
これらをもって
―授受には「不明朗な点がある」―
としている。
つまり水谷元会長は、5000万円の裏金を大久保被告に渡す闇献金の原資として調達したが、それを川村前社長が実際に大久保被告に渡したかどうかは分からないと言っているに過ぎない。
「渡していない」はもちろん、「渡したかどうか疑わしい」とも言っていないのだ。
これに対し、川村前社長が、先月27日に法廷で証言した内容は以下のとおりである。
―帰国後の14日、大久保の携帯電話に連絡したところ、15日に東京・赤坂のホテルで石川に渡すよう指示された―
―10月15日、赤坂のホテルのフロント前の(ロビーの)ソファで石川に対し、宅配便の紙袋に入れた現金5000万円を足でスライドさせて渡した。現金は1000万の単位で五つの束に分けられていた―
この証言は、水谷元会長の証言と比べてはるかに具体的であり、その描写はリアリティーにあふれている。
しかも、手渡したのは石川被告だが、提供先は大久保被告であり、水谷元会長の証言とも矛盾しない。
結論から言えば、弁護側のもくろみは崩れ去った、ということだ。
弁護側は水谷元会長の証言で川村前社長の証言を覆そうとしたが、
元会長は
―実際に提供されたかどうかは「分からない」―
―授受には「不明朗な点がある」―
というだけで、前社長の証言を覆すだけの具体的内容はなかったのである。
私は、これで、石川知裕被告(衆院議員)ら3人の元秘書に対する裁判官の心証は、極めて不利になったと思う。
水谷元会長は、「渡していない」とか「渡したかどうか疑わしい」とか証言するだけの具体的根拠を持っていなかったのだ。
これで小沢はさらに追い詰められた。
間違いない!
〜文中敬称略〜
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK113掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。