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いまこの国で起きている最も深刻な問題は何かというと、いまの民主党政権が、国民を騙そうという事しか頭にない事です。その根底は、国民は基本的に「愚」であり、国民が真実を知るとパニックに陥りかねない、という認識にあります。では、本当に国民が真実を知るとパニックに陥るのでしょうか。いや、そんな事はありません。
確かに最初はショックを受けて混乱状態になるでしょう。しかし、そのショックは最初だけで、そのうち正常な感覚が働きだすと、なぜこんな事が起きたのだろう、という正しい分析力を持ち始めます。本来人間というものは、そのような経過を辿って初めて困難を乗り越えて来たのです。
もとより、現在は未曾有の国難です。国民の多くは確かに困っています。どうしたらよいか迷ってもいます。それは、まさに現在が未曾有の困難に直面している証拠であり、誰も経験した事のない場面であるからです。しかし、そうかと言って、いまの為政者がこの場面を経験した事があるのか、と問うと、誰も経験はない筈です。その典型がいまの原発事故なのです。
この問題の根底には、人類はいまだに原子力を適正にコントロールできるテクノロジーを保有していない、という事実があります。この点は先の国会(参議院)に於いて、参考人として証言した京大の助教、小出裕章氏の言葉にはっきり表れています。つまり、人類はスリーマイル島原発事故やチェルノブイリ原発事故を遥かに凌ぐ、まさに人類最大の原発事故に直面し、うろたえ慌てているのです。それも事故はいまだ進行中なのです。
この時に当たって、政府がまず最初にやった事は、問題の核心を出来るだけ隠蔽する事だったのです。旧ソ連がそうであったように、最初がそうであったために、以降の対策がすべて隠蔽と誤魔化しに徹し、国民を騙さざるを得なくなったのです。
ある意味では、これは当然の報いです。最初にウソをつくと、そのウソは途中で訂正が効かなくなり、最後までウソをつき続ける事を要求されるようになります。なぜなら、そのウソの間にマスメディアが介在し、国民は少人数ではなく、莫大な数字に上るからです。
3月11日の大震災の時、大津波が襲った際にあれほどの甚大な人的被害を出したのは、多くの住民がこれほどの大津波をほとんど経験した事が無く、真実を知らなかったからです。もちろん一部の人は昔の人の言い伝えを信じて、それを心に刻んで適正に高台に逃げ、避難したため助かりました。しかし、いまの政治家にそのような経験も能力も、また遥かな昔の先人の言い伝えに学ぼうとする人は皆無です。
いまこの国で起きている最も深刻な問題は、国民に真実を知らせず、誤魔化しと隠蔽によって自らの権力基盤を失いたくない為の無駄な策謀に走っている事です。こういう時は、出来るだけ冷静になって、普段から何が起こっても慌てないだけの心構えを養っておく事です。こういう時には政府が最もアテになりません。本当に何が起こるか解りません。まさに驚天動地の事態に発展するかも知れないのです。ただし、それは要するに破壊の前の大混乱であり、後は必ず人類の黎明(夜明け)とも言うべき「黄金時代」が訪れる事になるのです。
http://takeyama-y.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-0f92.html
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