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◎塩水注入中断の実態は菅の“間接指示”だ(永田町幹竹割り) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo113/msg/578.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 5 月 24 日 09:34:57: igsppGRN/E9PQ
 

◎塩水注入中断の実態は菅の“間接指示”だ
http://thenagatachou.blog.so-net.ne.jp/2011-05-24
2011-05-24 07:36 永田町幹竹割り

 「海水注入の報告が上がっていなかったから、止めよというわけがない」という、首相・菅直人のトリッキーな“理論武装”に二の矢を継ぐことができず、23日の論戦は「谷垣山」の負けと言ったところだ。前夜総裁・谷垣禎一、副総裁・大島理森、幹事長・石原伸晃が集まって鳩首協議しながら、衆院特別委での追及は新聞報道の域を出なかった。しかし、浮かび上がった事実関係は菅が明らかに可能性の極めて少ない再臨界を懸念しすぎて、これが東電関係者を通じて本社に伝わり、注入を止めたことにある。本質的には菅の“間接指示”と言って良い状況が生まれていたのだ。この“核心”を谷垣の追及が及ばなかっただけだ。もっとも「負けて勝つ」とっかかりだけはつかんだと言えよう。

 論戦を詳細に分析したが明らかに菅は2点で言い逃れをする作戦だった。一つは「私や、私と一緒にいたメンバーが海水の注入を止めたことは全くない」であり、他の一つは「注入の報告が上がっていないものを『やめろ』とか『やめるな』とか言うはずがない」だ。そして菅の作戦に谷垣の力量が及ばずに突破できず、最後に「大きな覚悟をもって今後に臨む」と捨てゼリフを吐いて終わった。しかしそれではなぜ東電がいったん開始した塩水注入を止めたかと言うことになる。東電側は原子力立地本部長代理・松本純一が「官邸側から『再臨界の可能性があるとの認識を持っている』と伝わってきたのでいったん止めた」と公式会見で官邸の意向を忖度(そんたく)した内情を明らかにしている。一体誰が伝えたかということになるが、昨日書いたように官邸にいた東電関係者が伝えたのだ。

 24日付の朝日に詳しく報じられているが、官邸に詰めていた東電元副社長の武黒一郎が“雰囲気”を伝えたのだ。東電は現場に「武黒フェローから連絡があった。首相から指示があるまで中止せよとの要請だ」と、注入ストップをかけたのだ。問題は武黒にこのような反応をさせた官邸で、一体何が行われていたかだが、まさに“知らぬ同士のチャンチキおけさ”だ。菅が、その資質に問題のある原子力安全委員会委員長・班目春樹に海水注入による臨界の可能性を聞き、班目が「可能性はゼロではない」との回答をして、「さあ大変だ」との反応が同席者に走ったのであろう。しかし再臨界は地震直後に自動的に核燃料集合体の隙間に制御棒が挿入された段階では起き得ない。問題は燃料棒が溶融して落ちた段階での可能性がないわけではない。しかしこれには溶融した燃料が一定間隔に再配置されなければならないことなど条件がある。そんなことはまずあり得ないのだ。したがって「可能性はゼロに限りなく近い」(専門家)のだ。また、再臨界が起きた場合も爆発して圧力容器が破損し、放射性物質が一気に拡散するなどという事態にはならない。一度、原子炉が停止した後の再臨界では、稼働中のエネルギーとはほど遠いエネルギーしか出ない。

 こうした因果関係を知らない菅がチェルノブイリの影におびえて過剰反応、会議が「大変だ」という空気になったに違いない。班目が「可能性がゼロではない」と述べたにしても、その場の雰囲気というものがある。少なくとも発言には心配を加速させる方向で相づちを打った要素があったに違いない。結果は、最も重要な段階で、可能性がゼロに限りなく近い問題で議論が巻き起こり、武黒はその官邸の雰囲気を東電に伝達したのだろう。谷垣は核心が菅の発言にあるのではなく、なぜ東電がストップをかけたのか、から質問を説き起こすべきだった。

 それにつけても班目はお粗末だ。国会答弁でも「いまでも再臨界にあるとおっしゃる学者がいる」とマイナーな学者の言葉を引用してこだわっているが、圧倒的多数の学者は「あり得ない」で一致している。読売によると国民新党代表・亀井静香が23日、班目を「でたらめ委員長が修羅場であんなことを言っている。日本の危機を迎えたその場において、原子力安全委員会の責任者が、そういうことしか首相にアドバイスできない」と講演で批判、菅に同日夜電話し、更迭を求めた。確かに「原子力唖然委員会」の「でたらめ委員長」は菅と共に舞台から去るべきだ。
    

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コメント
 
01. 2011年5月24日 10:02:52: FDIyaVsJHg
>「海水注入の報告が上がっていなかったから、止めよというわけがない」という、首相・菅直人のトリッキーな“理論武装”に二の矢を継ぐことができず
こんな論理簡単に破れる。ばかばかしい。谷垣といい対小泉時の民主党の岡田といい、勝てる論戦をわざと負けているのか!
報告があろうがなかろうが、そんなの関係ない。際臨界の可能性を議論していたのは事実で、際臨界の可能性をはっきりと否定できなかった。それが、東電に伝わったという事。つまり、伝わり方はどうであれ、伝わった事は指示につながる。東電の弦は張りつめていて、チョット触れば響く状態だったという事ではないか。

02. 2011年5月24日 10:24:12: 7WZekNACgc
斑目は原子力科学者なら再臨界の可能性がないことなど自明の理、だから卑しくも専門家なら言わない、みたいな啖呵を切っていた。
が、安全委が再臨界はないと結論するのに1時間近く掛かっている。自明の理なら即座に否定してよいではないか。
即座に否定しなかったのは、菅が言うように可能性ありと言ったと同じ。少なくとも専門家としては失格。
こんな者が委員長をやっている組織など、何を言っても信用できない。総取替えすべきだ。
亀さんは正解。

03. 2011年5月24日 11:38:24: 0ruzAX9hXM
 枝野の弁!少なくともその会議室から、東電に電話をしたものはいないと断言できる!と記者会見で吼えた。・・こんなの誰が信じる?東電より国が隠蔽に走ったら亡国の一途。

04. 2011年5月24日 12:11:05: ZODkmcpLTs
だれも過酷事故を実験室で再現できるわけではないので、想定外のことが起きても不思議ではない。科学的には、理論的にあり得ないは、何も証明しない。斑目某など、インチキ学者と思っていますが。

データから見た再臨界の可能性
御用学者(本来なら否定すべきなのに)松井哲雄東大教授の説明。
the watersamples from the sub-drain near the unit-2 reactor building show an anomalously highradioactivity ratio.・・・it would be difficult to understand the observed anomaly near the unit-2 reactor without assuming
that a significant amount of fission products were produced at least 10 - 15 days after X-day.
http://arxiv.org/PS_cache/arxiv/pdf/1105/1105.0242v1.pdf


05. 2011年5月24日 20:09:23: Br1jqyqMMc
菅のバカが、何も知らないのに”海水注入をストップしろ”って言ったのに決まってる。東電(現場)が、海水注入を止める理由が無い。
これまでの不手際の全てが、何も知らないくせに知ったかぶりをして口出しした結果だ。
・3.12早朝の現場視察。エエカッコしたかっただけ。
・3.15東電本店乗り込み。東電の誰も撤収なんて考える訳がない。
・SPPEDI隠蔽。菅以外に隠蔽する理由がない。
・20msv決定。高木が決められる訳が無い。菅が口出ししている。
・レベル7隠蔽。安全委員会、保安院、東電が知らない筈がない。
・メルトダウン隠し。全電源喪失時のシミュレーションはされており、関係者は解 っていた。

06. 2011年5月25日 01:57:43: pexevaK8Ck
菅が理工系出身だという事を前提とすれば、あまりにもお粗末と言うしかないが、
原発に対する知識が無ければ、原子力安全委員長に、ゼロでは無いと言われれば、
躊躇せざる得ないだろう。
斑目委員長の「ゼロではない」は、「限りなくゼロ」だという意味だとの開き直りにも
唖然とするしかないが、菅一派が如何に誤魔化そうが、この斑目委員長の発言を
臨界の可能性があると受け取った結果が、(東電に直接的な指示があったかどうかは別として)、東電が注水の中断させた原因なのは明らかだろう。

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