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菅首相のドービル・サミット出席は「死出の旅路?」留守中に菅降ろし成立
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2011年05月24日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
おやおや、面白いことになって来ています。嘘に嘘を重ねてきた福島原発処理問題で重大な瑕疵が生まれてしまった。原発事故処理は初動の行動がすべてを制すると言われるだけに、今回の統合対策室細野豪志首相補佐官の公式発言の迷走は、菅首相擁護の為に詭弁を弄した結果、班目春樹原子力安全委員長に噛みつかれた格好だ。
普段の出来事であれば、菅首相率いる官邸のやることは、まぁこの程度は良い方で、もっと下卑た言動も多いわけだから驚きには値しない。常に、菅の無責任にして無能な思考力と発言は枚挙にいとまがないのだが、関係者が恥を掻くことで悉く糊塗に成功していた。しかし、今回は斑目にやられたようだ。
東京電力の見解も官邸と違う方向を向いている。統合対策室細野豪志首相補佐官は万事窮す状態だ。亀井が必死になって政権擁護で「デタラメ斑目」は更迭だと叫び出しているが自党の埋没を恐れた発言であることは残念ながら自明だ。小党の生き残りも辛いものがある。
今までであれば、この重大な原発処理初動時における官邸の誤った指示は刑事罰に当たる暴挙にも関わらず、糊塗することが可能だったに違いない。しかし、今回は政権維持に重大な影響を与えそうだ。原子力委員会と東電が官邸の指示があったと言ったのだから、色々言い訳をしているが、初めに菅直人の指示有りが真実なのだろう。「東日本は潰れる」「2,30年は住めない」「僕は原子力に詳しいんだ」。
東電にしても、ここを突き捲れば原発賠償の責を全面的に免れる道までが見えてくる。既存の中央集権システムに完全に戻りたい連中が遂に見つけた菅直人の重大な瑕疵である。電事連も原子力安全委員会も保安院も思いは同じだろう。 しかし、なぜ今回は糊塗出来なかったのか。当然政局の見通しが、そこにある。
概ね菅政権は行き詰っていた。民主党内の小沢鳩山の動きが、マスメディアの虚偽報道に関わらず、菅政権の足元を揺さぶり、不信任案成立の目途を立てさせたからこそ、このように政権に楯突く勇気を与えたと言えるだろう。権力闘争とはこういうものだと云う見本だ。
自民党・公明党は理屈抜きに衆議院に「内閣不信任案」を提出する大義名分を手に入れた。民主党の小沢・鳩山ラインは言うに及ばず、民主党内の「中間ウロチョロ議員」も腹を決めるしかない菅直人の瑕疵が明確になる可能性が出てきた。ヨコクメの離党騒動も象徴的だ。烏合の典型が菅不信任賛成だと宣言している。(笑)なにせ「僕は原発に詳しいんだ」。もう殆ど死に体になったようだが、菅直人はどうするのだろう?気がふれているだけに、怖い気もする。昨日の谷垣の攻撃には「僕は原子力の専門家ではない」と逃げ菅に徹していた。
菅直人は予定だと24日にフランス・ドービルに向かい29日に帰国の予定だ。不確実だがオバマ大統領との会談は26日夕方にセットされている。とんぼ返り訪仏というより結構ゆったりの旅のようである。これは、菅直人にとって「死出の旅路」となる予感だ。まぁ良く粘ったものだとも言えるが、あの男のこと、また何か画策の罠を仕掛けて出掛けないとも限らない。(笑)死に際まで、権力への執着を見せる、或る意味で見上げた心がけなのだが、その執念を国益に向けたなら、どれ程評価されたか気の毒の限りである。
あぁ、もう菅直人がお棺に足を入れたつもりで書いているが、ゾンビの如く蘇りの術を心得ているかもしれない、油断は禁物だ。昨日の自民党谷垣総裁の菅直人の冷却海水55分停止命令の追求を聞いていると、これが不信任決議案を出す野党の党首かと疑いたくなるが、本番前の予行演習のつもりなのだろう。菅首相訪仏中に福島原発で急遽帰国しなければならなくなるような、重大な異変が起きないことを祈りたい。折角の不信任議決の握りが成立しようと云う矢先、又政権延命のアクシデントが起きたのでは、あまりにも国家国民が不幸過ぎる。
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