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日中韓首脳会談を吹き飛ばした金正日の訪中
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日中韓の首脳がそろって福島市を訪ね、避難所生活の住民を激励した。
もちろんこれは、外交上のパフォーマンスに過ぎない。
http://ameblo.jp/hamada-kazuyuki/entry-10900031160.html
しかし、中国の首相や韓国の大統領が来日しているのに、尖閣問題にも竹島問題にも一切触れようとしない菅首相は、本当に国益を考えているといえるのだろうか。
震災以降、支援してもらったから、相手に都合の悪いことは口に出さない、とでもいうのか。
こんなことでは首脳外交とはお世辞にもいえない。
一方で、震災後の日本の防衛能力を試すかのように、中国も韓国も日本周辺で領海、領空侵犯に近い行為を繰り返している現実がある。
また、北朝鮮による核開発疑惑や人権問題に対しても、中国や韓国の動きは二枚舌としかいえない面がある。
日中韓の首脳会談の向こうを張るように、北朝鮮の金正日総書記は中国を電撃訪問。
来年、2012年の金日成生誕100周年に向けて金王朝は世襲体制を盤石なものにしようと中国の支援を要請しているようだ。
海外ではこちらのニュースの方が大きく扱われているほど。
というのも、国連が公表した見通しでは、北朝鮮の食糧不足は深刻で、600万人が飢えに苦しんでおり、本年5月から7月の間に「食糧の配給制度が崩壊しかねない」からだ。
この点、韓国は日本やアメリカと一線を画し、食糧支援には前向きである。
しかし、単に人道的援助で終わることなく、本来はこの機会に核ミサイルの開発や拉致問題への解決と結びつく行動をとるべきではなかろうか。
その上、北朝鮮の核施設が事故や白頭山の噴火、地震の影響で爆発という事態もありうる。
その場合、わが国の日本海側はあっという間に放射能汚染に見舞われるだろう。
そうした非常事態への対応策こそ日中韓の首脳会談で話し合うべきであった。
東北のサクランボやトマトを食べてみせるのも結構だが、もっと実のある議論を期待したかった。
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