http://www.asyura2.com/11/senkyo113/msg/487.html
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ダンディで、且つ英書・独書は原文でも読みこなす知性派俳優の児玉清さん
病に倒れ、だからこそ真実を見据える真摯な慧眼でこの震災と愚かな政権を憂いたのであろう
憂国の士として、謹んでお悔やみ申し上げたい
◆児玉さん遺稿「われらは何をなすべきか」(日刊スポーツ/朝日新聞2011年5月21日)
16日に胃がんのため亡くなった俳優で司会としても活躍した児玉清(こだま・きよし)さん(本名・北川清、享年77)の“遺稿”と思われる原稿が「文芸春秋」5月特別号に掲載されている。
東日本大震災を受け、同誌が特集した「われらは何をなすべきか」に緊急寄稿した。
児玉さんは2月下旬に体調不良を訴え都内の病院で検査、胃がんと診断された。
3月下旬に入院した闘病生活から推測すると、原稿は3月11日の大震災後の、入院直前に書かれたものとみられる。
同誌編集部によると、原稿の締め切りは3月24日前後に設定されており、手書きの、ファクスで送信されてきたという。
直後に本人から電話があり「内容に満足できないので、ボツ(不掲載)でも構いません。ご判断をお任せします。必要とあれば書き直します」と伝えてきたという。
しかし、その後病状が悪化したのか、再び原稿が送られることはなかったという。
書き出しは「この国の危機管理のお粗末さに日々唖然としている」と怒りの心境が込められていた。
菅首相の震災対応についても「“決死で頑張る”とか精神論を披歴するだけ、まるで昔の旧軍人総理となんら変わらない幼稚さだ」と厳しく批判。
原発問題についても東京電力の対応を後手後手とし、「日本は完全に幼稚化した人間たちがリーダーシップを握っていることを露呈した」と続けた。
震災への具体的な対応、危機を乗り越えるために何をなすべきかを訴えていた。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20110521-778904.html
http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201105210052.html
◇文芸春秋寄稿全文が掲載されているブログ
「ネパールって何処?」(2011/05/21)より
http://a-karsan.tea-nifty.com/waigaya/2011/05/post-f253.html
<緊急寄稿>われわれは何をなすべきか[叡智結集41人]から転載。
【大人のリーダーを求む】児玉清(俳優)
この国の危機管理のお粗末さに日々唖然としている。
予測不能な自然災害は当然起こり得ることだ。
たしかに今回は国内史上最高のマグニチュードであった。
未曾有の地震であることはわかるが、問題はその後の対応だ。
政府並びに関係各省庁の対応の至らなさは歯がゆいばかりだ。
総理大臣も”決死で頑張る”とか精神論を披露するだけ、まるで昔の旧軍人総理となんら変わらない幼稚さだ。
そんなことは当たり前ことで、それは当人が、そう決心してことに当たることで、具体的にどのような手段で、今、そこにあるこの国家的な危機を乗り越えるために何をするか、またできるかが急務なのだ。
TVの現地報告で刻々と訴えてくる窮状に対して何故即刻手を打てないのか。
灯油、ガソリン、食料に水。ピンポイントで一刻の猶予を許さぬ地域へヘリコプターで落下傘投下するとか、方法はいくらもあるはずだ。
世界を震撼させた原発問題も同じ。
東電のエリート集団の後手後手にまわった慌てぶりを含め、まさに日本は完全に幼稚化した人間たちがリーダーシップを握っていることを露呈した。
その命令下で働く人人間達こそ最悪だ。
そして国民も。
知恵と想像力と決断力のアル大人のリーダーを今こそ日本は求めている。
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