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火事場泥棒・民自連立は忌避 民主主義の為にも対立軸は残すべき
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2011年05月20日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
なんともはや、呆れるやら、哀しくなるやら、恥ずかしいやら。国民は菅直人と云う内閣総理大臣が日本の代表として相応しいかどうか、本気で考えたことがあるのだろうか?多分多くの人は深く考えることはないだろう。まぁそれは愚民大衆と呼ばれているのだから、“今さら文句言うんじゃねえよ!”と開き直られてしまえば、“ハイ、たしかにその通りです”と応えざるを得ないのだ。
しかし、政治家は別だろう。所属する政党の意志を守らなければならない部分もあるだろうが、選挙区から勝ちあがって議員になった政治家には、所属政党の大まかな括り以上に、自分自身の政治家として立脚点があるはずである。その最大公約的目的は、国家国民にとって役立つ政治をしたいと云う心持であるはずだ。
いま我が国が置かれている状況は「緊急事態法」が実行されていても、なんら不思議のないものなのである。 にもかかわらず、菅政権、否、菅直人はこの国難にあっても、己の政権延命の為にすべてを利用すると云う暴挙を平気でやってしまう男なのである。
思いつきを口走り、浜岡原発直ちに停止!復興構想会議!自然エネルギーへのシフト!安全な原発推進!送電分離!保安庁切り離し!それで何かが彼のお陰で動いたのかと云うと、実態は動いていない。浜岡のように一見動いたようで、実は話を複雑にしただけで、根本的問題の解決は先送りになっている。菅直人の言動のすべてが、先送りに重点が置かれている。つまり、先送りすればするほど、政権延命に貢献するとい考えているのだろう。
西岡参議院議長の過激発言ではないが、本来であればドービル・サミットに行かせるべきではないのだろう。しかし、どうも日程的に不信任案提出と議決は難しい状況だ。菅直人がドービルで何を言うかで、不信任に拍車が掛かるのは容易に想定できるが、帰国後の党首会談を踏まえた上での不信任案提出になる可能性が高くなっている。
不信任案は、自民公明など野党の多くと民主党内の同調で成立する確率は極めて高い。菅民主党は何とかして公明党を抱き込むことで不信任案の否決を画策するだろうが、菅直人の延命に手を差し伸べる愚行に走るとは思えない。
そうなると、6月は初っ端から大政局の幕が開くことになる。ところが菅総辞職、民自公の大連立なんてのが起きたら、これはこれで国家の道筋の明瞭化に封印をすることになり、次なる政局を喚起する。国難に際して好ましくはないだろう。菅の退陣に異論のあるものは僅かだろうが、その先の政権の枠組みとなると、不透明さが横たわる。
一時、菅抜き、小沢抜きの民自連立が囁かれていた。多分仙谷主導だったろうが、この策動はパワーがなかったようだ。民自の連立と云うのは“みんなで渡れば怖くない”のぬるま湯政治を行わせる源泉になるのは必定で、いかに国難の時だからといって、国民に選択の自由を奪うよなもので好ましくない。やはり、痩せても枯れても、民主党と自民党と云う対立軸は残されることが、民主主義を守る上で大切だろう。
そうなると、菅直人が退陣したあと、日本の政権は誰が担うかということだが、小沢一郎と鳩山由紀夫だろう。先祖返りである。(笑)菅を末席に追いやった民主党Aが実権を握り、責任を持って国難に立ち向かうのが理想だ。出来れば参議院のネジレを解消する上で、公明党・みんなの党と連立を組むことは政権運営上必要悪と割切るべきである。 今回の政局劇には緊急避難的政権樹立の側面もあるので、多少の問題点は、それこそ先送りだ。国難に対応する為には致し方なき方便だ。ただ、民主主義の素地となる2大政党制の枠組みまで破壊するのは考えものである。
読売ナベツネなどは、西岡の発言を悪用して、民自大連立を囃したてているが、間違いだ。大政翼賛政治に落ちぶれる。 死なばもろ共と、菅直人が解散に打って出る可能性もゼロではない。マスメディアの世論調査によると、如何にも自民党が大勝するような按配になっているが、それは造られた世論である。現状の菅民主党と谷垣自民党を比較しているだけだ。故に、無党派層が5割を越えているのだ。
つまり、本当の民主党と自民党が見えていないので、一旦政党を離れておくモラトリアム態勢になっていると云うことだ。 仮に解散を打てば、小沢や鳩山は当選し、国会に戻ってくるが、菅直人はおそらく戻って来られないだろう。
問題はこの時(解散になった場合)、小沢や鳩山が民主党の勢力図を充分に精査し、自分達の政治理念が実行出来ない可能性が高いと判断した場合、どのような選択をするかと云う問題が残される。おそらく、その時は新党結成で総選挙に臨むのかもしれない。まぁとにもかくにも、理屈抜きに菅直人を退陣させるのが先決だ。菅直人を反面教師にすれば、余程のアホでない限り、今以上の政治は行うだろう。今以下は考えもつかない。
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