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谷垣自民正念場、いつ出すのか不信任案 「6・1」から秒読み!?
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110520/stt11052001010000-n1.htm
2011.5.20 01:00 産経新聞
自民党執行部は、内閣不信任案を26、27両日の主要国首脳会議(仏ドービル・サミット)後に提出する方向で最終調整に入った。党内にはサミット前の提出を求める声も強いが、谷垣禎一総裁はなお慎重姿勢を崩さない。6月1日に菅直人首相のサミット報告を兼ねた党首討論が予定される。ここで福島第1原発事故の対応などを徹底追及し、不信任案提出の動きを加速させる。そんなプランが有力となりつつある。
19日の自民各派総会では、領袖(りょうしゅう)が声をそろえて早期の不信任案提出を促した。
古賀誠元幹事長(古賀派)「菅首相が日本を代表しサミットに出るなんてとんでもない! かけ声だけで国民が評価するのか。体で示さなきゃいかん」
伊吹文明元幹事長(伊吹派)「急流を乗り切るためにはやっぱり馬を代えなければいけない」
町村信孝元官房長官(町村派)「大義名分はいくらでもある。政府が少し会期を延長しチマチマした補正を出しても不信任案を出さない理由にはならない」
麻生太郎元首相(麻生派)「政権担当能力がないということが明々白々ならば、明らかに倒閣を考えざるを得ない」
各派領袖は5月2日の平成23年度第1次補正予算成立直後の不信任案提出を求めたが、谷垣氏は見送った。勝算は十分だっただけに谷垣氏ら党執行部への不信は渦巻いている。
そんな圧力に押され、谷垣氏は17日の党役員会で「政府が国民の不安を解消できないならば不信任案も考えなくてはいけない」と明言した。
ところが「平成23年度2次補正予算案を編成せず会期通り閉会した場合」との条件つき。これでは首相が少額の追加補正と小幅延長で「不信任封じ」を仕掛けてきたら谷垣氏はうかうか乗りかねない。19日の領袖たちの「大合唱」には「次の次はもうないぞ」という谷垣氏への“最後通牒(つうちょう)”も込められていた。
谷垣氏ら党執行部が不信任案の早期提出に慎重なのは、首相が中部電力浜岡原発の停止要請後、民主党造反組の動きが鈍ったからだ。ある党役員は「現状では可決に必要な81人には遠く及ばず30人程度にとどまる」と打ち明ける。
だが、会期末は6月22日に迫る。谷垣氏が倒閣への強い決意を示さなければ、不信任案提出に向けた地ならしは進まない。むしろ自民、公明両党が結束して政権と対決した方が、民主党内の反首相勢力は息を吹き返すと読んだのだ。
首相は24日にサミットに出発し、帰国は29日。勝負はその後となる。
自民党の逢沢一郎国対委員長は19日の与野党国対委員長会談で31日に衆院予算委員会を開きサミット報告を行うよう要求した。すでに翌6月1日の党首討論は合意済み。ここで首相を徹底追及し、不信任案提出への流れを一気に作り出すとの作戦が透けてみえる。
谷垣氏は19日、不信任案提出時期を問われ「視野を広く考えていく」と言葉を濁した。秘めたる決意の表れなのか。それとも−。(佐々木美恵)
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