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(日刊ゲンダイ2011/5/19)
政府を慌てさせる 平田オリザ内閣官房参与の仰天発言
放射能汚染水の海放出は「米国の要請だった」
内閣官房参与で劇作家の平田オリザ氏(48)の爆弾発言には驚いた。
17日のソウル市内の講演で、東京電力が福島原発から放射能汚染水を海に捨てたのは「米国の要請だった」とサラリとしゃべってしまったのだ。当然、政府は打ち消しに必死。
首相補佐官の細野豪志は「本人の勘違い。本人も訂正したと聞いている」と反論したが、重大問題で勘違い発言をする人が参与となれば、それはそれで問題だ。こんな人が、なせ「首相の諮問に答える」参与になったのか。
(写真)汚染水拡散防止のために設置されたシルトフェンス(東京電力提供)と平田オリザ氏
変わった名前だが、オリザは本名。国際基督教大(ICU)在学中の83年に劇団「青年団」を旗揚げし、ずっと東京・駒場の劇場を拠点に演劇活動している。95年に「東京ノート」で岸田國士戯曲賞、06年にモンブラン国際文化賞を受賞するなど、日本の演劇界を代表する人物である。
「オリザ氏は01年に『芸術立国論』という著書を発表。その本が東大時代に劇団で音楽監督をした経験がある民主党の鈴木寛参院議員の目に留まり、声が掛かった。勉強会を通じて前官房副長官の松井孝治参院議員とも知り合いになり、鳩山政権で内閣官房参与を打診されたのが民主党政権とかかわるキッカケになりました。鳩山前首相の所信表明の原稿作りに携わり、せりふ回しなども指導したようです」(民主党関係者)
その経験を買われ、管政権でも15人いる「参与」のひとりに任命されたというわけだ。
あえて韓国で、こんな日本の「対米隷属」発言をしたのにはワケがある。
「オリザ氏と韓国との関係は深い。ICU在学中、奨学金で韓国の延世大に1年間留学し、韓国語に精通。昨年は『眠れない夜なんてない』が韓国演劇大賞作品賞を受賞しました。
韓国では福島原発の事故以降、国民全体が放射性物質の飛散に敏感になっていて、雨が降ると閉鎖する学校もある。日本へ行く観光客も激減しています。こうした懸念を払拭するための特使≠フ役割を期待されたのです。近隣国は海洋汚染にもビクビクしているから汚染状況の質問があったのでしょう。おおかた、『日本は無責任だ』などと言われて、思わず『いや、実際はそうじゃない』と弁明したかったのではないか」(事情通)
問題は、オリザ氏の発言が正しいのかどうか。
政府の参与がありもしないデタラメをベラベラ公言するとは思えない。
「福島原発の事故で、米国が早い段階から日本政府に支援≠打診していたのは事実です。日本側は主導権≠握られるのを嫌がって最初は拒んでいたが、オバマ大統領が日本の無策ぶりに激怒し、米国要人の『強制退去』をにおわせたため、外務省などがブルって従うようになったといいます。原発爆発事故にうろたえる日本と米国の間で早く冷やせ∞水浸しにしたら汚染水があふれる∞そんなものは海へ流せばいい≠ュらいのやりとりがあったとしてもおかしくありません。原発事故に対して日本側は何のノウハウも持っていなかったですからね」(前出の民主党関係者)
菅首相の周りから舌禍事件 が相次ぐのはなぜなのか
(写真)小佐古敏荘氏(左)と松本健一氏
オリザ氏はどうせ参与をクビにされるだろうから、発言の真意を国民に説明すべきだ。 それにしても、「20ミリシーベルト許容」問題で参与を辞任した小佐古敏荘・東大教授といい、「原発周辺に20年は住めないと首相が言った」と明かした松本健一氏といい、なぜ管首相の周りには舌禍事件≠ェ多いのか。 ※日刊ゲンダイはケータイで読める。
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