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オリザがここで出てくるとは。面白いではないか。
オリザって何か聞いた事あるような感じがしたんだが、鳩山の首相就任後の所信表明演説の草稿を担当したのだった。ええ〜ッ!!??
オリザが鳩山に任命された事を微かだが覚えてた。鳩山の人脈にそういうのがいたんだなって思ったものだった。名前がオリザだから、覚える可能性は高い。鳩山夫人が宝塚だから芸能文化関係人脈だったんだろう。鳩山らしいなって思った。あのオリザだよ。
そうなると、これは話が込み入ってくる。当然、鳩山の差し金という見方が出てくる。もうアチコチで出てる。差し金っていう品の無い事ではないと思うが、オリザが菅に恐らくは大きな不満を持っていたであろう事は察しがつく。だって、政権交代の夢を実現し、その思いを鳩山に所信表明で語らせたのだ。
今の菅では、もう無残!! オリザが何か思う所があったであろう事は、間違いない。今も内閣官房参与としている訳だから、政権交代のピークからボトムを政権内から見てきた事になる。
菅になってから思う事もきっと多々あったであろう。満足の思いを持っていた筈はなく、きっと心の深くに期するものがあったであろう。大震災、大人災に際して、政権内から垣間見た「現実」がオリザのフレッシュな心に重くのしかかっていたであろうよ。
オリザの言葉に嘘はない。「米からの強い要請」という表現に何か他の意味があり得るか? 前後の文脈もへったくれもない。放射能汚染水の海洋投棄は「米からの強い要請」によるものだったって事だ。
菅政府は早速全面否定だ。そんなもん、何もないという明白な立場だ。それはオリザの大嘘という事になる。「強い要請」という大嘘が内閣官房参与の立場で言えるか? 強烈な実体としての「強い要請」だ。そんなものを全面否定する菅政府こそが大嘘を言ってる事になる。
内閣官房参与たる者が「米の強い要請」などという強烈な実体を、公開の場でついうっかりって事は考え難い。初めは芸能関係者としか思わなかったから、ついうっかりも大いにあり得たが、今は全く逆。
オリザは信念でその実体を公開したのだ。オリザと鳩山が日頃からコンタクトを取っていたであろう事は容易に想像がつく。オリザに政治的な決定的意図があって強烈な実体を公開したと見るのが、全面否定より遥かにリーズナブルだ。
オリザはきっと菅降ろしの機会を狙っていたのだろう。もちろん、大きな枠組の中で。
これは面白くなってきた。小沢、鳩山、西岡参院議長と大物達が足並みを揃えて来たではないか。森なんかまで揃えて来た。国家滅亡を目の前にすりゃ、そらあ揃えて来るわ。
オリザか。いい劇作家じゃないか。いい役をこなしてくれた!!
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