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小沢氏側 全供述調書に不同意
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110518/k10015969561000.html
5月18日 18時18分 NHK
民主党の小沢元代表が強制的に起訴された事件の裁判で、小沢氏の弁護団が、起訴の内容を全面的に争い、元秘書や関係者などのすべての供述調書について、不同意にする方針を示した書面を裁判所に提出しました。初公判は早くても8月以降になる見通しです。
民主党の小沢一郎元代表(68)は、検察審査会の議決を受けて、みずからの資金管理団体が土地の購入資金に充てた4億円を巡り、収支報告書にうその記載をしたとして、ことし1月、政治資金規正法違反の罪で強制的に起訴されました。小沢氏の弁護団は、会計事務を担当していた元秘書で衆議院議員の石川知裕被告(37)らの行為は政治資金規正法に違反せず、小沢氏は元秘書らと共謀もしていないと主張して起訴の内容を全面的に争う方針を決めました。そして、収支報告書を提出する前に小沢氏に報告・相談したと供述した石川議員の捜査段階の調書のほか、関係者の調書など、すべての供述調書について、裁判の証拠として採用することに反対する方針を示した書面を18日、東京地方裁判所に提出しました。この中で、小沢氏側は、検察審査会の議決には不備があるとして起訴は無効だという主張もしています。裁判の前に争点などを整理する手続きは、これまでに4回開かれましたが、さらに時間がかかるものとみられ、今後の手続きの日程は7月末までは仮に決まっているため、小沢氏の初公判は早くても8月以降になる見通しです。
◇
小沢元代表の弁護団、供述調書を全て不同意に
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110518-OYT1T00020.htm
2011年5月18日07時28分 読売新聞
小沢一郎民主党元代表(68)の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、同法違反(虚偽記入)で強制起訴された小沢元代表の弁護団は17日、検察官役の指定弁護士が請求している証拠163点のうち、小沢元代表と元秘書3人の供述調書計約60通を全て不同意とし、起訴事実を全面的に争う方針を示した書面を、18日に東京地裁に提出することを決めた。
弁護側によると、不同意とするのは、同会の元事務担当者・石川知裕衆院議員(37)、元会計責任者・大久保隆規被告(49)、石川被告の後任の池田光智被告(33)の供述調書。石川、池田両被告は捜査段階の取り調べで、虚偽記入の方針について「事前に小沢元代表の了承を得た」などと、小沢元代表の関与を認めていた。
小沢元代表が東京地検特捜部の任意の聴取で、自らの関与を否定した供述調書についても不同意とする。弁護側は「検事が作った調書ではなく、法廷で話される内容で判断してもらうため」としている。
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