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菅は世界の嫌われ者!6月サミット大恥で“一気呵成”政局だ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110518/plt1105181633004-n1.htm
2011.05.18 夕刊フジ
永田町で鬱積する「菅降ろし」を封じるため、菅直人首相は東日本大震災復興に向けた第2次補正予算案の国会提出を8月まで先送りし、今国会を6月22日に早々と閉じる意向だ。こうした横暴などに対し、超党派の「反菅」議連が続々と誕生。今月末の仏ドービル・サミット後の6月にも一気に大政局になる可能性が出てきた。
「政府や東京電力は、最近になってやっと福島第1原発のメルトダウンを認めたが、米CNNなどは震災直後から『メルトダウンの危険が高い』と報じていた。菅首相がサミットに行けば、各国首脳は表向きは震災への同情を表すでしょうが、内心は『彼が原発情報を隠蔽していた』『日本には技術力がないのか』と白い目で見るでしょう」
ホワイトハウスや米国務省の高官に知己が多い国際関係学研究所の天川由記子所長はこう語る。海外の首脳でさえ、こうした不満を感じているのだから、国内での評価は推して知るべしだ。実際、ゴールデンウイーク以降、「反菅」の超党派議連や勉強会が続々と立ち上がっている。
17日午後には、超党派の「国難対処のために行動する『民主・自民』中堅若手議員連合」(民自連)の設立総会が開かれ、衆院当選5回以下の民主党議員87人と自民党22人の計109人が集まった。会場となった衆院議員会館の大会議室は満員で熱気に満ちていた。
民主党の呼びかけ人、樽床伸二元国対委員長は「現政権の対応は必ずしも万全でない。問題点が数多くある」といい、震災復興に向け、通年国会を提案。自民党の菅義偉元総務相は「われわれの世代はしがらみがなく、大胆な発想で問題に対処できる」と胸を張った。
11日には、菅首相が画策する復興増税に反対する「増税によらない復興財源を求める会」の打ち合わせ会があり、民主党の松原仁、自民党の中川秀直、公明党の遠山清彦、みんなの党の渡辺喜美ら各党議員が参加。19日には、超党派の「道州制懇話会」(仮称)が130人規模で発足する予定だ。
小沢一郎元代表主導の「菅降ろし」は、陸山会裁判での1億円裏献金証言で失速ぎみ。代わって浮上した超党派議連や勉強会の理屈付けはさまざまで「呉越同舟」という指摘もあるが、菅首相の政治姿勢に批判的な議員らが中心。終盤国会に向けて、この勢力を「菅降ろし」や、政界再編の軸にしたい思惑が見える。
だが、いまの菅首相の頭の中は、今月末のサミットへの対応でいっぱい。連休中から、松本剛明外相や外務官僚を公邸に呼び、勉強会を重ねている。
予定では、24日に政府専用機で日本を出発。25日にパリで開かれる経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会で、大震災からの復興に向けた取り組みなどについて演説。26、27日はサミットに出席し、28日に日本と欧州連合(EU)との定期首脳協議に臨む。
サミット期間中には、米国のオバマ大統領や、ロシアのメドベージェフ大統領らと首脳会談を行う方向で調整中。「原発事故を受けて、エネルギー政策の新構想を打ち出す予定」(官邸周辺)というが、菅首相にとって外交は鬼門というしかない。
■菅サミットで墓穴の可能性
昨年6月のカナダ・トロント・サミットでは、思い付きで「中国をG8サミットに呼んでは?」と食事会で発言し、各国首脳に完全に黙殺された。11月の横浜APECでも、中国の胡錦濤国家主席とメモを見ながら会談して、大顰蹙を買っている。
前出の天川氏は「菅首相のエネルギー政策の新構想なんて、誰が真剣に聞くでしょうか」といい、こう続ける。
「日本は現在、『放射性物質を大気中や海にたれ流す公害国家』とみられています。各国首脳は『新構想の前に、放射性物質を止めろ』と言いたいはず。米政府は、ウサマ・ビンラディンの殺害情報を日本には事前に伝えず、日本政府が6月下旬で希望していた菅首相の訪米も先送りさせましたが、この背景には民主党政権に対する不信感があります」
震災・原発対応の停滞に加え、サミットでまた大恥をかけば、「菅降ろし」の口実の1つになりそう。「6月大政局」の始まりである。
政治評論家の小林吉弥氏は「サミット前に菅首相を引きずり降ろすのは時間的に無理だ。焦点は、サミット後から国会閉会までに、(1)復興基本法(2)公債発行特例法案(3)内閣法改正(閣僚増員)の重要3法案を通すことができるかどうか。このうち最低2本は成立させないと、乱立している超党派議連や勉強会が、一気に『菅降ろし』で結集する可能性がある。現状では、法案成立は相当厳しい」と語る。
自身の延命のためには“被災者切り捨て”の国会閉会も辞さないほどの非情な菅首相だけに、さらなる“奇策”を繰り出してくる可能性もあるが…。
■「国難対処のために行動する『民主・自民』中堅若手議員連合」の初会合出席者(判明分、敬称略) 【民主党】 樽床伸二、古川元久、大島敦、奥田建、中山義活、松崎公昭、松野頼久、吉田治、市村浩一郎、大谷信盛、奥村展三、吉良州司、楠田大蔵、小宮山泰子、神風英男、高山智司、津島恭一、田村謙治、長島昭久、中塚一宏、西村智奈美、松木謙公、笠浩史、石関貴史、太田和美、北神圭朗、小川淳也、古賀敬章、階猛、辻恵、福田昭夫、本多平直、宮島大典、鷲尾英一郎、相原史乃、網屋信介、石井登志郎、石津政雄、石森久嗣、今井雅人、大谷啓、大西健介、緒方林太郎、奥野総一郎、小原舞、勝又恒一郎、加藤学、川口浩、川口博、木内孝胤、木村剛司、櫛渕万里、熊谷貞俊、熊田篤嗣、小室寿明、近藤和也、坂口岳洋、阪口直人、柴橋正直、菅川洋、杉本和巳、空本誠喜、高橋英行、高松和夫、玉城デニー、中後淳、道休誠一郎、長尾敬、中林美恵子、野田国義、萩原仁、早川久美子、水野智彦、皆吉稲生、宮崎岳志、三輪信昭、向山好一、室井秀子、本村賢太郎、森岡洋一郎、森山浩行、山崎誠、山崎摩耶、山本剛正、渡辺義彦、和嶋未希 【自民党】 今村雅弘、岩屋毅、河野太郎、佐藤勉、塩崎恭久、下村博文、菅義偉、田中和徳、竹本直一、棚橋泰文、平沢勝栄、梶山弘志、河井克行、新藤義孝、高木毅、平井卓也、松本純、吉野正芳、柴山昌彦、平将明、永岡桂子、斎藤健
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