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菅直人は官僚とお手々つないで自民党化驀進中 民主党が消滅の危機
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2011年05月18日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
菅民主党はとうとう禁断の果実にまで手を伸ばした。実質的事務次官会議の復活である。小沢・鳩山が目指した民主党政権交代時の肝の部分をすべて破壊したようだ。これでは民主党と云う名に相応しい何ものも残っていないと言っても過言ではない。ほぼ自民党二世が誕生したようなものだろう。
まぁ権力を握るために政治をしてきた男を首相にしてしまった民主党議員連中の結論だから、民主党議員がグタグタ文句の言える筋合いではない。鳩山・小沢も含め、グループに属する議員すべても、国民を裏切ったと云う不名誉は永遠について回ることになる。 そのような誹謗中傷を受けたくないのなら、さっさと旗を打ち立て、根性無しの自民党谷垣を揺さぶるべきだろう。
民主自民の中間派連中が、小沢政治に戻りたくないと、何やら半端な議連作りに奔走しているようだが、彼等に政治をさせるなど、愚の骨頂である。若いとか若くないとか、そう云う問題ではなく、もう国を任せるのに学級委員会は勘弁して欲しいと云う事だ。彼等には中央集権を打破出来ない。 三つほど出来た議連は民主自民の世代交代を含んだ中間世代の議員の集合体だが、早い話がリーダー不在は明白、烏合の議連。まぁ長老系議員連中の菅抜き大連立構想の中で、埋没を怖れての決起集会のニオイが濃く、実質的行動を起こすには至らないだろう。爆発力がない。ただ、菅直人の頭を今以上に混乱させる効果はあるだろうし、不眠症に至らせる効果があるのなら、一定の評価はしてやろうじゃないか。(笑)
この実質事務次官会議の復活は、名称を「東日本大震災各府省連絡会議」復興関連の事務を担わせる為となっているが、今や復興関連は全省庁に及ぶ問題で、官僚に頭を下げ、サボタージュをやめて、お願いですから知恵を貸して下さいと、遜ったに過ぎない。このような状況で、霞が関改革、中央から地方など、絶対に出来ないと云う事だ。菅に言わせれば「私が指示し、認めたものの事務をやらせるだけ」等と嘯くだろうが、行政とさじ加減とは事務を司る部分が重大なわけで、彼等の思う壺に嵌り込んだと云う事だ。ご愁傷様〜(笑)
そもそも、政治主導と云うものは、どれほど大変かは、枝野が「うっかり政治主導などと言うべきではなかった」と発言したように、死ぬほど大変な事なのである。枝野と云う男、評判が悪いが、意外に言外に含みのある表現をする男だ。多少の評価はしておこう。ちらりほらりと、菅と官僚の暴走に歯止めをかけている(笑)
小沢一郎の元に多くの政治家が離合集散を繰り返した一番の理由が薄っすらと見えてきた。政治家として、与党政権の政党人として、立法行政に精通し、尚且つ行動が伴うことを要求される。その上、選挙区で選挙に強くなければ、政治圧力団体に屈する政治屋になるので、月月火火水木金、年中無休なのである。こりゃ世代の異なる中間世代議員にとって、出来たら避けて通りたい苦行の道であろう。筆者も避けて通るね(笑)否、故に政治を志さなかったとも言える。
もう菅直人の頭は、半分以上24日出発の、フランス開催主要国首脳会議(G8)の出席の自分の姿を思い描く妄想の世界に入っている。菅にしてみると、得意の工程表でお茶を濁したから、当分大丈夫だろう、とタカを括っているようだが、不在中ってのは政変が起きるものだって知っているのだろうね?(笑)
だいたいが流行りかなんか判らんが、東京電力の工程表の次は、政府工程表だそうだ。どちらも、どうにもならない代物で、復旧行政の目途もなく、予算もチンケな真水ゼロ財源出動。東電に至っては科学的根拠無し、願望にすがる有様。こんな楽観と云うか、妄想じみた工程表など信じるアホがこの世に居るのだろうか?伸子とか云うご夫人も信じちゃいまい。願わくば、菅退陣の工程表も公表して貰いたい。(笑)
菅は政府工程表の中で、原発に関し、国策によるものだからと自民党に当てこすりを言いながら、未だ放射能漏れが続いている原発への楽観論を披露して、求心力を求めたようだが、この工程表が妄想に近いことは事実であり、間違いなく原発被害者(絶対的被害者と相対的被害者が存在する点も見逃せない)の短絡的希望を踏みにじる危険を増大させたとも言える。9カ月後に「今後10年以上住めないことが判りました」と言う確率は80%以上だろう。こう云うことを発言するのは、国家のリーダーとして、あまりにも適さない。
そういえば、あまりにもチンケな第一次補正の予算付けの評判が悪いと感じたのか、今国会に1兆円を超える規模で2011年度追加補正予算案を提出する方向で検討に入ったそうである。菅は兎に角、不信任案を出される事を死ぬほど怖がっている。(笑)チンケな一次補正の悪評を残して、延命を目論むのは無理と察知したらしく、財務省に土下座して1兆円の捻出を強請ったのだろう。何とも哀しき政治主導である。
結局、今回の東電問題の処理にせよ、震災復旧の補正予算にせよ、菅政権は自力でモノが考えられない状況に陥っているのだが、何といっても権力は握っている。ただ、自分がどの程度の権力があるのか、自分でも半信半疑でいるのではないのだろうか。物事を進めて行くのに金がない。すべては財務省の役人にお伺いを立てなければならない。東電処理は、マズはメガバンクに叩き台の案をつくらせ、経産省が赤鉛筆で修正を加えただけ。すべてが、霞が関の思惑通りに動いている。菅がやっているのは、うわべの権力行使であり、根っこの行政処理は霞が関に完璧に握られている。
政権交代時に、幻想であろうと民主党に「脱霞が関」にささやかに抱いた国民の希望を完膚なきまでに菅直人政権が踏みにじった。そして、官僚との付き合い方で一日の長がある自民党政権ににじり寄っている。否、既に自民党以上に霞が関の軍門に屈した民主党が、菅民主党にはある。
小沢一郎と鳩山由紀夫には、現在の民主党政権を政権交代時に約束した民主党に回帰させる重大な責務がある。この事態を目の当たりにして、口だけの権力闘争をするとはまかり間違ってもないだろう。G8の留守中にすべてを決する覚悟ありやなしや。まぁ暫く観察することにしようではないか。小沢のことだから、留守中に蜂起は縄文の心に反する、などと言い出さないか心配である。
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