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大震災がなければ3月中にも退陣していた菅政権だ。それを災害復興に事寄せて居座った。しかし居座ったまま菅氏が何をやろうというのでもない。対策会議を山ほど作って議論を重ねているだけだ。船頭の数を増やせば船は速くなる、と勘違いしている。昔から「船頭の数多くして船、山を登る」という諺があるのを知らないのだ。
まさしくその通りで、復興構想会議でいきなり所管にない「増税」を打ち出してみたり、漁港を選択と集中によって復興する、と言ってみたり、いや以前通りにすると言ってみたり、滅裂な議論が聞こえてくるだけだ。首相が「責任は私が取る」と言って「各省庁連絡会」だけを官邸に設置すれば済んだはずだ。
デザイナーズ・ビルを建てるわけでもあるまいに意匠を凝らした人選をしてどうするのだ。こうした場合は実務家が必要なのだ。御託を並べるだけで飯を食っている人たちは必要ない。ただし、官僚はジコチューな発想しかないから、そこは充分に用心しなければならない。そうしないと「〇〇基金」という財団ばかり作って、カネと権限を天下り先として利用しようと目論むばかりだ。そうした地方自治体の首根っこを抑え込むような組織は無用だ。
しかし菅政権は災害後二ヶ月も経過したのに具体策は何も提示していない。瓦礫の撤去や補償金の支払い期限の目標を設定しただけだ。自身の政権延命のために故意にダラダラと先送りしているとみられても仕方のないのろさだ。そうでない、懸命にやっている、というのなら資質がないのだろう。到底首相の器に非ず、ということなのだ。
小沢氏が菅政権不信任の同調者を集めているのは至極当然のことだ。国会議員ならこの事態に国家的な危機感を覚えなければ頓馬といわなければならない。そして危機打開のために行動を起こさないのであれば、国民の負託に応えない人だから政界を去るべきだ。その程度の政治家なら後釜にふさわしい適任者はいくらでもいる。心置きなく去って戴きたい。
岡田氏は言わずもがなの言辞を弄して不信任案同調者を威嚇したが、それは彼の党運営が拙劣に過ぎないという認識がないからだ。党として菅政権のモタモタ振りを「是」とするのか、政権与党の幹事長としての見識を疑う。最低限、小売業が新規出店するにはマーケットリサーチをする。政権党の幹事長なら最低限、党内論議を尽くすべきだ。権限の委任を受ければ何でも出来ると考えるのは余りにお粗末だ。
そして「期ズレ」と「外国人献金」とどちらが政治資金規正法として罪が重いか、その判断さえ出来ないのなら政治を一から学ばなければならない。大手マスコミの誘導にあまり乗らないことだ。それは国民も政治家も、だ。彼らが常に正しいわけではない。小沢氏をことさら悪人に仕立てているが、実際に彼が何をしたのか、明確な法と証拠に基づいて検証することだ。
そうすれば小沢氏が刑事被告人に仕立て上げられているカラクリに気づくだろう。それでもカラクリはない、と思うのなら残念だが、それは大手マスコミに洗脳されている可哀想な人たちだ。
菅氏が会期を6月22日に閉じるとしていたらしいが、そうすると今月中に野党が不信任案を提出する動きが出始めた。すると今度は二次補正の一部一兆円規模の補正予算案を急いで今国会に提出するため小幅な延長をする、としてきた。なんのことはない、延命のための小手先の小細工だ。菅政権には反吐が出るほどの嫌悪感を覚える。
あまりみっともない醜態をさらさないで、さっさと退陣しなさい。菅さん、それが国民のためですよ。あなたが後釜を心配することはないです、誰に代わろうと新首相はあなた以上の政治家ですから。
http://km2295.iza.ne.jp/blog/
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