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「反菅」不信任可決へ多数派工作活発化 民主、自民が新議連も思惑が交錯
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110518/stt11051800590000-n1.htm
2011.5.18 00:57 産経新聞
自民党の谷垣禎一総裁が菅直人首相に対する内閣不信任決議案の提出を明言したことを受け、与野党の多数派工作が活発化してきた。民主、自民両党の中堅・若手は17日、超党派議員連盟をスタートさせ、6月22日に会期末を迎える通常国会の延長要求で足並みをそろえた。だが、「反菅」の急先(せん)鋒(ぽう)、小沢一郎民主党元代表との連携に否定的な議員は少なくなく、出席者のベクトルが、一致して不信任案可決に向かうかは不透明だ。(坂井広志、佐々木美恵)
超党派の「国難対処のために行動する『民主・自民』中堅若手議員連合」(民自連)の設立総会には、衆院当選5回以下の民主党議員87人と自民党22人の計109人が集まり、会場となった衆院議員会館の大会議室を埋め尽くした。
「両党の協力態勢が作り上げられれば、この1年間は通年国会にし、あらゆる法案を整備すべきだ」
民主党の呼びかけ人、樽床伸二元国対委員長は東日本大震災の復興に向け、通年国会を提案。自民党の菅義偉元総務相は「われわれの世代はしがらみがなく、大胆な発想で問題に対処できる」と胸を張った。
他の出席者からも「緊急時に国会が夏休みというのは許されない」との声が相次ぎ、会期延長を政府に求めることで一致した。
首相は野党の追及をかわす思惑から会期延長に否定的だが、民自連はそれに「待った」をかけた格好。国会が閉会してしまえば「菅降ろし」の機運はそがれてしまうからだ。民主党側出席者の半数近くは松木謙公前農水政務官ら小沢氏に近い議員。松木氏ら小沢氏側近は党内で不信任案への同調を求める署名集めを進めており、民自連を足場とする思惑がある。
ただ、小沢系も一枚岩ではない。17日昼に行われた小沢氏を支持する中堅・若手グループ「一新会」の会合では、小沢グループの立ち位置が議論になった。
「不信任案が可決された場合に誰を首相にするかというシミュレーションはできているのか。自民党は小沢さんと組めるのか」
署名集めに反対する出席者からこう問いつめられ、小沢氏側近の岡島一正衆院議員は渋い顔を浮かべるしかなかった。
一方、仙谷由人官房副長官側近の古川元久元官房副長官と、自民党の石破茂政調会長に近い鴨下一郎政調会長代理は17日、超党派の「日本の復興と未来を実現する議連」の準備会合を開いた。出席者の一人は「議連を大連立のモデルにしたい」と語った。
自民党は民主党中間派らとの連携に期待を寄せるが、「小沢氏抜き」で不信任案を可決させる決定打を見いだせていない。民自連に参加した中間派の議員は早急な「菅降ろし」に否定的だからだ。
自民党執行部は16日、民主党から不信任案賛成者がどの程度見込めるか情報交換を行ったが、現段階では可決へ見通しは立てられずじまいで、多数派工作を強める必要があるとの判断に落ち着いたという。
谷垣氏が不信任案提出に言及したのは、早期提出を促している森喜朗元首相ら「党重鎮らへの配慮」(幹部)の意味合いが強い。
「不信任案をめぐり、民主党内は液状化が起きている。どのような流れになるかを見極めたい」
自民党の小池百合子総務会長は17日の記者会見でこう語るのがやっとだった。
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