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政府、会期内の追加補正を検討 被災者支援に1兆円超
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051701000920.html
2011/05/17 19:37 共同通信
政府、民主党は17日、今国会に1兆円を超える規模で2011年度追加補正予算案を提出する方向で検討に入った。東日本大震災からの本格復興に向けた大型補正予算を8月以降の臨時国会で処理する方針への野党の批判をかわす狙いもある。
今国会に提出する追加補正は、大型補正の一部前倒しとの位置付け。使途には被災者生活再建支援金の不足分や、先に成立した1次補正予算の財源に用いた予備費の補てんを想定し、財源は赤字国債で賄う方向。赤字国債発行に必要な公債発行特例法案は審議が難航しており、補正予算案との一括処理に持ち込むことで野党に軟化を促す思惑もあるとみられる。野党の出方も見極め最終判断する。
菅直人首相は野党が模索する内閣不信任決議案の提出時期に広い選択肢を与えるのを警戒し、6月22日までの会期をできるだけ延長しない方針で終盤国会に臨んでいる。この方針に沿って10兆円以上と見込む復興に向けた大型補正予算案の国会提出は8月以降になるとの認識を示していた。
ただ、次期補正の先送りに野党が反発を強めたため軌道修正、早期閉会方針は変えないまま1次補正の追加的な意味を持つ補正予算案を提出し、野党の理解を求める方向となった。
自民、公明両党は17日、次期補正予算案を今国会に提出せず、会期内で閉会した場合には内閣不信任案を提出する意向を表明。自民党の大島理森副総裁は被災地の復旧には4兆円規模の1次補正では足りないとして、2兆円規模の補正予算案の今国会提出を求めていた。
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