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菅に、おちょくられる自民党 自民党執行部も学級委員会のような顔ぶれだ
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2011年05月17日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
自民党と云う政党が戦後60数年の大半を政権与党として、日本の政治を司っていたとは信じられない無様さである。このような政党が国家を運営していたのかと思うと、今の失われた20年は当然の事だと納得がいく。 無能総理と与野党議員達が公言して憚らない菅直人と云うたった一人の男を野党の代表である自民党が内閣不信任案さえ出せずに、迷走している。出したは良いが、否決された場合は菅政権に追認のお墨つきを与えてしまうと心配しているようだ。
通常であれば、303議席を越える議席を握っている民主党の首相の内閣不信任案等と云うも、考えるだけ野暮な話である。精々参議院で問責決議案を出して、賛成多数で成立させ、政権を揺さぶる程度のことしか出来ないのである。しかし、たまたま、民主党与党内に小沢支持議員を中心に菅内閣への批判を強めるグループが野党と足並みを揃える可能性が垣間見えると云う状況だ。勿論、その50〜100人の民主党議員達が自民公明などが提出する菅内閣不信任決議案に賛成する保証はないが、完璧に不可能だった不信任案が成立するかもしれないチャンスが棚からぼた餅のように落ちてきたのだ。 その千載一遇のチャンスを見逃さず、乾坤一擲の勝負に出るリーダーが不在なのだ。
谷垣総裁は沈思黙考、声すら発しなくなっている。石原幹事長もこの件に関して声を発していない。小池も声を発していない。声を出しているのは石破一人である。石破と仙谷が握っているようだが、隔靴掻痒な議連準備会合を始めた程度ではママゴトに過ぎない動きだ。大連立にまでウィングを伸ばしたいなどと寝言を言っているようだが、そんな流暢な速度で政権奪取はあり得ない。
菅直人は、谷垣らの腰抜け具合を眺めながら、権力は大震災と原発のお陰で長期政権まで視野に入ってきたとほくそ笑んでいる事だろう。もう昨日の予算委員会での質疑応答など見ていたら、余裕綽々である。
「会期は6月22日で締め、夏休みを謳歌する。自粛ばかりでは経済が疲弊する」と迄は言わなかったが、そう云う事だ。原発が雨後のタケノコと悲観的状況が噴出してきても「工程表通り事が進むと思われる」等とまったく科学的根拠のない発言に、噛みつく野党も存在しない。 浜岡原発を単に2,3年休止して、3年後には始めるよ!と菅が宣言したようなものなのだが、マスメディアの伝え方が上手というか、聞く国民の頭が馬鹿なのか「浜岡原発は廃炉」だと受けとめた国民が多いのだから、どっちもどっちだ。馬鹿度の競争を菅直人と国民が競っている。
浜岡原発停止のお陰で支持率まで上昇したのだから、菅が自信満々になるのも判る。 一次補正では財源が尽きるのが判っていても平気だ。2次補正予算案の国会提出時期を8月以降に先送り、と8月までの首相ポジション確保の荒行に出ているのだが、野党自民公明は指を咥えて見ているのみだ。これじゃ、菅が外出解禁で、夜な夜な高級店グルメの旅に出るわけだ。
自民・塩崎が「復旧の予算も足りていないのに政権維持のために、6月22日に国会を閉じるのか。被災地に失礼だ」と追求しても、菅は「国会を閉じる、閉じないという話の前に本格的な復興をどう進めるかだ」と意味の判らんことを言い。続けて「拙速にすぎるのも、復興という大きな事業にとっては気をつけなければならない」と、重症患者を前にして、どの方法で手術するか、じっくり時間をかけ会議に会議を重ねて決めないとイケナイ、と言っている。(笑)
挙句に、大議論になることが必定な東京電力の賠償支援法の決定は、観測気球をあちこちで上げながら、先送りしようと空とぼける始末だ。 もう菅直人は来年1月に原発避難住民の帰宅時期云々の決定において、「極めて遺憾であるが、当初思った通り2〜30年戻れない」等と云うセリフまで諳んじているのかもしれない。或る意味で見上げた根性の持ち主だとも言える。個人的には、此処まで権力亡者になれるには、それなりの根拠があるのかな〜等との感想さえ持ってしまう。
それにしても、本当に情けないのが自民党だ。ここまで舐められても、ビクとも動こうとしないのだから、クズ政党だ。もしかしたら、与党から造反が期待出来る状況があると云うのに、指を咥えて後2年以上野党暮らしをしたいと云うのだから、何をかいわんやだ。
そもそも、現在、民主党よりも僅かに支持率を多く抱えているが、20%そこそこ、上がる確率より、下がる確率の方が多いと云うのに、馬鹿な奴らだ。修羅場を潜った実力政治家が権力を失った為に、菅民主党同様の学級委員会政党になってしまったようである。 小沢グループの署名集めの推移を見て等と云う政治姿勢だから、野党に甘んじたのだ。根性無しもいいところだ。自分達の信じる道を突き進む、豪快な野党の姿を見せて貰いたいもである。
こんな状況が続くのなら、筆者も政治コラムを書く意味がなくなりかけている。もう少し書き続けたいが、無党派層と云うか、無関心層になりかけている。今夜は何故かあまり酔いが回ってこない。あいば嫌いは歓びの乾杯をするかも知らんがね(笑)
追記:17日午前になって、さすがの自民党も動き出したようだ。岡田は必死に「不信任同調、イコール除名だ」と叫びだしているのは、この辺の動きに焦りだした為のようである。ガンバレ!自民党。
来月上旬に2次補正提言=自民 自民党は17日午前、2011年度第2次補正予算の独自案について検討する「震災後の経済戦略に関する特命委員会」(委員長・町村信孝元官房長官)の初会合を党本部で開いた。復旧面の追加対策を中心に6月上旬に提言をまとめ、政府に対し、今国会中の2次補正提出を迫る方針。
席上、谷垣禎一総裁は「現地は復旧の段階で、まだ補正予算の早期編成が不可欠だ。被災者を無視してこのまま国会を閉じるのでは政権の延命(を図っている)としか言いようがない」と述べた。(時事2011/05 /17-12:52)
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