http://www.asyura2.com/11/senkyo113/msg/232.html
Tweet |
■本来は統合を担うべき特権階級がなぜ無能・暴走してしまったのか?
〆『風評被害を恐れて洗って測定していた農林水産省』
福島県で出荷制限されていたほうれん草などの葉もの野菜の放射線量を、洗えば1/10に放射線量が落ちると言って政府の指示で既に水洗いしているものを報告し、食べても安全と宣伝していた。
〆『なるべく計測値が低くなるように計測する経済産業省原子力安全・保安院』
放射線量が高い値を示すと大衆が必要以上にパニックを起こすのを恐れて、世界基準を無視し計測方法を変えてまで計測値が低くなるように測定結果を捏造していた。
〆『事故1月後に突然、安全基準値を20倍にする文部科学省』
原発事故以前の年間被ばく限度を1ミリシーベルトとしていたのに、緊急事故後の復旧時と限定してはいるが基準値が1ミリシーベルトから20ミリシーベルトとこれまでの20倍に引き上げられた。
年間20ミリシーベルトとは、原発作業員や放射線を扱う仕事に就いている人の5年平均で20ミリシーベルトの基準値と同レベルである。
上記の事例に共通して言えることは、風評被害・大衆のパニックを恐れての行動であることです。しかし、最も風評被害の根本原因となっているのは、基準値を上げても安全であるという科学的根拠が一向に示されないことです
いや、基準値の根拠が示されていないというよりむしろ、政治的な判断によるところが大きく根拠が示せないというのが現状ではないでしょうか
このように政府・官僚がこの期に及んでもいかに自分のことしか考えない『無能』で暴走しているかがわかる。
これまで何も考えずにマニュアル思考で固めたウソ・ゴマカシの判断根拠が今回の震災を期に、音を立てて崩れ始めています。己の都合の為に定めた判断根拠がウソ・ゴマカシで塗り固めているが故に、想定外にすることでしかゴマカシきれない、所詮ゴマカシはゴマカシでしか塗り重ねることができない。そしてこれまであんなに有能だと思われていた学者までも、己の都合しか考えていない無能であるというのがはっきりしたのでないでしょうか。
昔は上記のような事実が明るみにでることは殆どありませんでした。それはマスコミという唯一の情報源を一方的に受信するのみで、例え事故が起こったとしても、政府の発表をマスコミが記事にして報道するので容易に隠蔽することができたからです。
しかし、現在はネットという情報の送受信できる媒体があり、みんなが必要としている事実を伝えない政府・官僚・マスコミ不信から、『本当の事実はなんなのか?』という急速な事実収束が進んでいるのが事実が次々と明るみに出る構造です。
なぜ政府・官僚・マスコミに対する不信感が強まったのか?
それは勝ち組ほど、阿呆になる時代。己の保身を第一とする無能者が社会統合の位置に陣取っていることが根本問題である。
■特権階級はなぜここまで無能なのか?
それは、人類が、これまでに獲得してきた認識群ではどうにもならないような大転換期を迎えたからなのです。1970年ごろに貧困を克服した先進国は、過去3千年の人類史を覆すほどの大転換期を迎えました。それは一言で言えば、自分第一の社会から、みんなで作ってゆく社会への転換です。そこでは、自分第一の時代を導いてきた認識群はまったく役に立ちません。みんなの時代を導く新しい認識群(新理論)が必要になります。しかし、彼ら国を動かす地位にある人たちは、旧認識を売り物にしてその地位を得ています。旧認識を捨てれば、たちまちその地位を失ってしまうので捨てることができません。
そもそも『有能』と『無能』の違いとはいつの時代も共通して言えることですが、
みんな(=社会)の期待に応えるのが『有能』です。
貧しい時代においては、社会全体が豊かになるために頑張ってきました。みんながそれぞれに自分の豊かさを求めていたので、例え己の利益を求める為だったとしても、自分たちに豊かさを与えてくれる=豊かさ期待に応えてくれる特権階級は『有能』だったわけです。
しかし、豊かさを実現した現代の社会期待とは、物的な豊かさではなく心の豊かさ=安定・充足期待に他なりません。しかし、自分第一の頂点とも言える特権階級層は自分第一であるが故に、これまで旧観念で築いてきた地位を否定できず、未だに旧観念にしがみついているので、新たな大衆の安定・充足期待の意識など掴むことなどできない、当然社会期待に応えることなどできないのは明らかです。
つまり未だに旧観念にしがみついて自分のことしか考えていない特権階級は『無能』としか言い様がなく、無能であるが故に暴走しているのです
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK113掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。