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【名言か迷言か】小沢氏「踏み絵」で上機嫌 側近議員と高笑いの強気
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110514/stt11051418110002-n1.htm
2011.5.14 18:00 産経新聞
大型連休が明け与野党双方からの「菅降ろし」の機運がピタリとやんだと思いきや、この人だけは違った。民主党の小沢一郎元代表は、内閣不信任案に同調するよう求める署名集めを極秘に始めていたのだ。自民党など野党に不信任案の早期提出を促すとともに、小沢氏自らの足場を固めるのが狙いだ。だが、ことは順調に進んでいるとは言い難く、署名の数次第では小沢氏の求心力が問われることにもなりかねない。
小沢氏側近として知られる松木謙公前農水政務官は12日昼、都内にある小沢氏の個人事務所を訪れた。
「日焼けしてるなあ」
統一地方選の応援でこんがりと焼けた松木氏の顔を見るなり、小沢氏はそう話しかけた。「生方(幸夫選対委員長代理)とゴルフしてました」と応じる松木氏。小沢氏は「ガハハハハ…」と大笑いし、「みんな元気にやってるか」と上機嫌に語った。
生方氏とゴルフをしていたというのはもちろん冗談。反小沢の急先鋒として知られる生方氏が、今月上旬にフィリピンで石井一選対委員長とゴルフを楽しみ、与野党から「被災者の気持ちを考えるとあまり適切ではない」(岡田克也民主党幹事長)などと批判されたことを受けての松木流のジョークだ。
「菅降ろし」に向け政局を仕掛けていることへの充実感からか、この日の小沢氏の表情はイキイキとしていたという。だが、「ポスト菅」が不在で、シナリオが描き切れていない状況下での署名集めに反発する議員は少なくない。
署名集めをしているのは複数の側近議員。対象は小沢氏を支持する衆院中堅・若手による「一新会」と衆院1年生でつくる「北辰会」のメンバーだ。だが、「署名しないのか!」と半ば強制的にサインを求める側近もいる。この締め付けが署名の広がりを欠く要因にもなっている。
「小沢氏と菅直人首相が戦った昨年9月の党代表選のときの反省がない。強引に支持を求めた結果、小沢氏支持の議員も、小沢氏の取り巻きに辟易して離れていったではないか。この体質に嫌気をさした議員が別のグループに流れるんだ」
一新会の一人はこう嘆く。別のグループといえば、「国難対処のために行動する『民主・自民』中堅若手議員連合」(民自連)が17日に発足する。
民主党の呼びかけ人には樽床伸二元国対委員長、笠浩史文部科学政務官らが名を連ねている。自民党側は菅義偉元総務相、河野太郎衆院議員らだ。樽床氏は昨年6月の代表選で小沢グループの支持を得て戦った経緯があり、笠氏は一新会に所属している。
「第一党の民主党と第二党の自民党が腹を合わせて国のために頑張っていくにはどうしたらよいかを、中堅・若手で議論して進めようということで思いが一致した。国のために政界が心を一つに合わせていく正念場の時期だ」
樽床氏は11日に開いた自らが会長の党内グループ「青山(せいざん)会」の定例会で民自連結成の意義を強調した。
小沢氏はかつて新進党を解体する際、自由党を結成し「純化路線」を進めた過去がある。今回の署名集めは、小沢氏を支持するかどうかの「踏み絵」の側面もあり「純化路線の表れ」との見方は強い。その裏にはなかなか倒閣することができない焦りが伺える。
行き詰まった場合はまず足元から固め、態勢を整える−。小沢氏にとって純化路線とはこうした意味合いがあり、いつもの行動パターンといえる。
党内外にウイングを広げ政局の主導権を握ることを目論む樽床氏と、対照的に自らを真に支持する議員を絞り込み、結束を強化することで行動を先鋭化させようとする小沢氏。小沢グループは党内最大の約120人を抱えるとされるが、ある小沢系議員は「小沢氏から離れていく議員は少なくない」と語る。
そうだとすれば、その原因は小沢氏とその側近たちの手法にも問題があるのではないか。(坂井広志)
◇…先週の永田町語録…◇
(9日)
■次元が違う
枝野幸男官房長官 福島県の事故で損害を受けた周辺住民らに対する補償の話と、国民の安全の観点から発電所の運転をどうするかという話は次元が違うのではないか。(中部電力への政府補償について記者会見で)
■不見識
山口那津男公明党代表 混乱、戸惑い、不安が生じ、それを後追いで理由付けしていくことが続いている。極めて不見識な政府の決定の在り方だった。(浜岡原発の停止要請に関し記者団に)
(10日)
■節電で新時代
江田五月法相 節電はオールジャパンで乗り越えるというのが国民の共通意識になれば、新しい時代へのスタートを切るきっかけになる。(中部電力浜岡原発の停止決定について記者会見で)
■非常に不思議
脇雅史自民党参院国対委員長 大型連休が終わり、残り40日余りの国会になった。今の時点で「会期延長はない」との話が与党側から出ること自体、非常に不思議な気がする。(通常国会の会期について記者会見で)
(11日)
■ふるさとなのに
亀井静香国民新党代表 震災の復興をやってやるというエネルギーがなくなった。駄目な政党になった象徴だ。かつていたふるさとだから悲しいよ。(「復興実施本部」への参加を拒否した自民党について記者会見で)
■子どもでも分かる
石破茂自民党政調会長 原発を止めただけでは安全に結び付かない。子どもでも分かる。「止めたから偉い」とはならない。(菅直人首相による浜岡原発の停止要請について記者会見で)
(12日)
■謙虚になれ
岡田克也民主党幹事長 今まで与党としてこういう危険なものを放置してきたことについて謙虚にならなければいけないのではないか。(自民党が菅直人首相の浜岡原発停止要請を批判していることについて記者会見で)
■野党の責任
伊吹文明自民党元幹事長 内閣不信任案を出さない限り菅さんは辞めない。野党第1党の責任を果たさないといけない。(内閣不信任案提出について党会合で)
(13日)
■これからも一緒
安住淳民主党国対委員長 投票行動はこれまでもずっと一緒だった。これからも一緒ならありがたい。(民主党に離党届を提出した佐藤夕子衆院議員について記者会見で)
■気の抜けたビール
舛添要一新党改革代表 今やるべきことは無能な大臣の首を切ってすげ替えることだ。(増員は)気の抜けたビールをまた持ってこられた感じがする。(政府の閣僚3人増員方針について記者会見で)
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