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この2ヶ月間日本の政治の状態は次のような状況なのであろう。
不謹慎かもしれないが、政治の現況を病に喩えれば、『長期経済衰退症』という死に至るかもしれない重度の病と『贈賄症』という死には至らないが不治の病に罹(かか)っている最中(さなか)に『急性震災病』に罹患(りかん)したのである。
『長期経済衰退症』の主治医も『贈賄症』の主治医も医師免許だけは取得しているが専門分野は『政府及び与党攻撃症』という合併症の研究医で、臨床の経験のない医者であるために治療方針に一貫性がなく、本人たちは症状が快方に向かうどころか悪化しているのに詭弁を弄してそれを認めていない。
そんな状況下に『急性震災病』に罹った。
初めての経験なので主治医たちは処方箋も書けず、右往左往して患者の苦痛は2ヶ月経過してもおさまらない。
そんな折、『贈賄症』の患者と目される小沢一郎氏の政治資金管理団体【陸山会】事件の第11回の公判が5月10日に東京地裁で開かれた。
前回に続き検察側の証人が小沢氏側に現金を渡した際の状況を証言したのである。
11日の読売新聞電子版ニュースは、『(前略)。中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)から同会側への5000万円の裏金提供について証言した土木会社「日本発破技研」(大阪市)の山本潤社長(56)が弁護側や裁判官の質問に対し、「検事からヒントをもらって記憶がよみがえった」などと述べた。
山本社長は同日午前の審理で水谷建設の川村尚元社長(53)が2005年4月、東京・赤坂のホテルの2階のフロント前の喫茶店で、陸山会元会計責任者・大久保隆規被告(49)に紙袋を渡す際に同席し、「紙袋の中身は現金だと思った」と証言。
川村元社長も前回の公判で、この紙袋は岩手県胆沢(いさわ)ダム建設の関連工事受注の謝礼金5000万円入っていたと述べていた。
この現金授受を「事実無根」とする弁護側は午後の審理で「川村社長に同行する理由がない」と追求し、山本社長は「川村さんから頼まれたから行った。呼ばれた理由は今も分からないなどと答えた。
山本社長は記憶にあいまいな点がある理由について「昨年1月の取調べまで当時のことは忘れていたが、検事から資料を見せられた。ホテルの名などのヒントを与えられたりして記憶がよみがえった」と説明した』と報じた。
小沢氏が民主党の幹事長の座に座り続けていたら水谷建設の川村元社長も日本発破技研の山本社長も検察側の証人として水谷建設から小沢氏側への金銭の受け渡しに関して証言はしなかったであろう。
そんなことをすれば水谷建設も日本発破技研も公共工事から締め出され会社が倒産の憂き目にあうからだ。
二人が証人に立ったということは建設業界は小沢氏が権力者に返り咲くことはないと見切ったことを意味する。
マスコミの中では小沢番の記者を中心に自分たちの存在感を社内的に誇示しようと小沢氏に現実以上の強大なイメージを与えてきた。
だが今回の証言が小沢氏に与えたダメージは想像以上に大きい。
小沢氏は裏金の授受を一貫して否定してきたからだ。
小沢氏を擁護しなければならない一部政治家やジャーナリスト以外、小沢氏が裏金を受け取っていないなどと誰も信じまい。
戦後の日本の政治は『政治家』、『官僚』それに『大新聞の政治部を中心にしたマスコミ』の癒着構造の中で機能してきた。
その癒着構造を破壊して政治権力を独り占めにしようと目論んだのが小沢一郎氏に他ならない。
自由主義下の資本主義社会の国家にあっては権力と富の独占は許してはならないのだ。
小沢時代の終焉は、日本の政界に一時期混乱を齎(もたら)すであろうが、日本人は一丸となって東北地方を【食料の供給地】そして日本の【工業製品の部品供給地】として再生させる責務がある。 (つづく)
(http://yama-pp.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-b16d.html)
[コメント]
>二人が証人に立ったということは建設業界は小沢氏が権力者に返り咲くことはないと見切ったことを意味する。
もっともな指摘です。
小沢の周りには、汚い「政治と金」ばかりが渦巻く。
他の関係者もこの際だから洗いざらい全部ブチまけて、膿を出し切って貰いたいものです。
刑事被告人の身で、無期限で党員資格停止処分を喰らっている小沢に復権はありません。
他の関係者も安心して、この件に限らず真実を証言してください。
金権政治屋:小沢を政界から追放し、政治を国民の手に取り戻す最大のチャンスなのです。
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