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魑魅魍魎の跋扈する政界では、裏切り寝返り騙しあいは日常茶飯事。権力を握った者が勝ち、とは言うけれど。 (晴れのち曇り、時々パリ)
http://blog.goo.ne.jp/veritas21/e/f932b820317e7f5b9e26d48df1304462
だがしかし。
それだけでは、あまりに寂しい。
国民が、堪った者では無い。
「権力を握った者」が。
支持者達、仲間達、皆の協力を得て権力を握ったのか。
はたまた、権謀術数の挙げ句に、他者を踏みにじって権力を握ったのか。
そこには、大きな違いが有る。
さらに、権力を握ってから、実際に「権力」を有効に行使しているか。
己の欲望の為にだけ行使しているか。
更に大きな違いが有る。
二年程前まで、『民主党』と言う政党が有った。
参加している党員間の、思想も理想も180度異なる、何ら具体的政策を持たない「民主党」という万年野党と、戦後常に政権の座に居続けた自民党の中から、改革を夢見てあえて飛び出した志士達の、変遷を重ねた挙げ句の「自由党」という政策集団とが、合併して出来た政党であった。
「民主党」の方が数は多く、プライドにこだわる彼等を纏め上げる為に、数で劣っていた「自由党」は、政策の全てをそのまま引き継ぐ形で、名称だけ『民主党』に譲った。
つまり、実務能力と政策とを差し出して、吸収合併された形を採って、政権交代を目指しうる「数」を可能にする、闘う野党が誕生した。
旧自由党の政策は、2009年8月の総選挙でついに国民に支持を受け、<政権交代>を成し遂げた。
それまでの、日本社会の矛盾の根源であった、官僚の利己的な跋扈による国政を改め、失敗しても誰も責任を取らない「官僚」から、選挙によって国民から付託された権力を、政治家が行使する制度へ、移行する筈であった。
その、抜本的改造を可能にする為の、あらゆる道筋は、決まっていた。
筈であった。
皆が協力して、指導者の意思を汲んで行動出来ていれば。
2010年6月までは。
散々甘い汁を吸い続けて来た、守旧派「政官財」の間には、「政権交代」に恐慌をきたしていた。
そして、あらゆる手段を駆使して、「改革潰し」に狂奔した。
総ての利権から閉め出される事を恐れて、霞ヶ関が先頭で起ち上がった。
マスコミと言う武器を手に。
狂った様な「反民主党」キャンペーンの挙げ句に、そして、ついに「冤罪」をでっち上げてまで、『改革者』を潰すと言う所まで行った。
最終的には、親方星条旗の圧倒的圧力により、改革の目は潰された。
改革者「小沢一郎」は、巧みなマスコミの戦略によって、大半の国民に「犯罪者」呼ばわりをされるに及んで、改革の流れは完全に崩壊への道をひたすら進む。
敵に魂を売り飛ばした、もともと能力も無い輩が、民主党を内部から喰い破り、党を乗っ取って、『民主党』と言う「国民の生活」を第一にする政党は、消滅した。
その後の事は、語るにも馬鹿馬鹿しい事態の連続。
「何が何でも総理で居たい」
「大震災も原発事故も、何もかも自己政権の延命にりようする」
「この時期に総理大臣であった事の運命」
「子供の被曝も、被災者の生活の総ての喪失も、家畜の全滅も、自分の地位には何も影響ない」
自分から「辞めます」と言わない限り辞めさせられないと言う、意味不明の悲劇。
その悲劇を演出するのが、今世紀最大の喜劇役者。
そして、その醸し出す悲喜劇には、魑魅魍魎は「酸素を得たバクテリア」の如くに、爆発的に増殖して行った。
昨日の共は今日の敵。
政権交代の恩人を、守るどころか、我先にと裏切り、敵に寝返り、反撃に転じて、踏みにじって、国民が熱望した「政権交代」を成し遂げた力は、地に墜ちて、更に踏みつけられて行った。
▶渡部氏 小沢氏との合同誕生会に前向き 首相との会食では支持表明(産経見出し)
>民主党の渡部恒三最高顧問(78)は11日、今月24日にともに誕生日を迎える小沢一郎元代表(68)との合同誕生会が3年ぶりに復活するとの見通しを示した。都内で記者団に語った。政権交代前までは恒例だったが、党運営などをめぐり小沢氏と距離を置いてからは行われていない。
>渡部氏はこの日夜、菅直人首相と首相公邸で会食。「与党の一員として、菅内閣を支える」と表明する一方で、首相と対立関係にある小沢氏も含めた挙党態勢の構築も求めた。
>渡部氏が「内閣支持率は20%だが、国民の70%は政争なんかすべきでないと賢い判断をしている。この期待に応えないとバチが当たるぞ」と激励すると、首相は「国難に対処して命がけで頑張ります。ご指導いただきます」と答えたという。
>平成20年の合同誕生会の際には、菅氏は「来年の誕生祝いは首相官邸で小沢首相の下で祝おう」と乾杯の音頭をとっていた。
【産經新聞/5月11日(水)23時59分配信】
白々しい。
渡部恒三といい、菅直人といい、実に汚らわしくも、見下げ果てた連中では有る。
それにしても、何故?
▶合同誕生会を検討=小沢、渡部氏(時事見出し)
>疎遠な関係にある民主党の小沢一郎元代表と渡部恒三最高顧問が、合同の誕生会開催を検討していることが10日、明らかになった。同党関係者によると、小沢氏が自身に近い山岡賢次副代表を通じ、渡部氏に呼び掛けた。菅直人首相への批判を強める小沢氏の渡部氏への接近は、党内外で臆測を呼びそうだ。
>2人の誕生日は同じ今月24日で、合同誕生会は2008年以来。小沢氏は岩手県、渡部氏は福島県がそれぞれ地元で、東日本大震災からの復興を期し、党内の東北地方選出議員を幅広く招く見通しだ。
【時事通信/ 5月10日(火)22時49分配信】
足で砂をかける様にして「小沢」の下を去った「自称黄門様」「他称肛門」とやらに、今この時、小沢の方からから手を差し伸べる事は、ただ事では無いのであろう。
そもそも山岡某は、『総調和の会』なる意味不明な「勉強会」を立ち上げた拙速で、時の流れに棹さして、「おマヌケ」呼ばわりされたばかり、だったのでは無かったか。
▶両院総会開催へ署名確保=民主・山岡氏明かす(時事見出し)
>民主党の山岡賢次副代表は10日夜、BSフジの番組に出演し、自らが主導した勉強会「総調和の会」が両院議員総会開催に向けた署名集めを行っていることに関し、「136人を超えればいいが、それは集まっている」と述べ、総会開催に必要な人数を確保したことを明らかにした。
>また、署名を今国会中に提出する意向を示す一方、「(執行部が)主体的にやっていただけるのを期待して待っている」と述べ、当面は慎重に対応する考えを示した。
>党規約によると、党員資格停止処分を受けた小沢一郎元代表と渡辺浩一郎衆院議員を除く所属議員の3分の1に当たる136人以上の要請があれば、両院議員総会の招集を求めることができる。
【時事通信/5月10日(火)23時17分配信】
実に奇妙な流れである。
何かが。
起こっているのかもしれない。
▶「菅降ろし」は不可能=亀井氏(時事見出し)
>国民新党の亀井静香代表は11日夜、BSフジの番組に出演し、野党や民主党内の一部に菅直人首相の退陣を求める声があることについて、「(菅降ろしは)絶対にできない。民主党の中で不信任にこう(賛成)するということはあり得ない」と述べ、野党が内閣不信任決議案を提出しても、民主党の同調者はいないとの見方を示した。
>亀井氏は「菅が駄目だと言っても、その後をできる人物がいてはじめて、政権交代をやっていい。後もわからない状況で降ろせばいいというのは、政治家が言うことではない」と強調した。
【時事通信/5月11日(水)23時32分配信】
そして、この政界の『ガメラ』の言う事は、二重にも三重にも裏を考えなければならない。
その、亀さんの発言は、一体何を言いたいのか。
立法府の常道から言えば、内閣不信任案に、与党が賛成する事はあり得ない。
しからば、何が考えられるのか。。。
なんだか、「嵐の前の静けさ」と言おうか、天変地異の前触れの「一瞬の不気味な空気」の流れ、とでも言うべきか。
菅直人は、「世界中」の注目の下に「国民同胞」を裏切り、「世界」の信頼を失った。
未だに、11万人超が「避難所」で暮らしている。
プライバシーも無ければ、入浴もままならない。
それでも、福島第一原発は、休む事無く放射能をバラマキ続けている。
土壌は汚染され、人々は生活の基盤たる家を奪われ、生まれ育った土地を奪われ、家畜は失い、田畑は生産を辞めざるを得なくなった。
母乳からは放射能が検出され、子供達の通う学校は、汚染土の入れ替えすら認められない。
それどころか、「原発特殊作業員」ですら認められない程の数値の放射能汚染を、子供達に強制している。
菅直人は、得意のパフォーマンスで、「原発問題が一段落するまで」総理としての俸給を返上する、等と粋がっている。
原子炉の冷却が見られるまでに1年で済むのだろうか。
その後、周辺汚染を除去し、廃炉にするには15年はかかると見られる。
海上汚染はどうする。
子供達に、甲状腺がんや、白血病、その他の以上が見られ始めるのは、その頃から先の話であろう。
菅直人よ、いつまで首相で居るつもりなのだ。
30年、50年分の俸給を返上するとでも言うのか。
国民は、最早1分1秒たりとも我慢出来ない所まで来ている。
誰か、菅直人を引きづり下ろせ!
血の滲む様な叫びが、怨嗟が、四方八方から湧き上がっている。
政府与党の議員の諸君。
もし諸賢に心有るならば、行動を起こすべきである。
威勢のいい発言も、理論的ツイートも、もういい。
行動の時だ。
そして、昨日今日、何やら変な動きを感じる気がする。
渇望がもたらす、幻影に過ぎないのだろうか。
しかし、何かを期待してしまう。
何かが起こっている様な気がするのは、私の希望的観測に過ぎないのだろうか。
なにかが、起こって欲しい。
そして、その「何か」は。
願わくば、国民にとって「良い方向」での何かである事を、切に願う。
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