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福島原発事故は、いつになったら収束するのか?発表から1ヶ月も経たないうちに工程表の見直しが言われ始めた。3号機のピットから高濃度の汚染水が海に流れ出していた。次から次へと問題が発生している。残念ながら海江田経済産業大臣や細野補佐官では力不足のようだ。上司である菅首相にリーダーシップが無いことも大きな原因ではあるが、彼らでは役不足である感はいがめない。
一生懸命取り組んでいることは認めるが東電組の幹部との対決には、やくざの大親分クラスでないと無理だろう。彼らは欲目に見ても、せいぜい若者頭クラスでしかない。どんな組織であっても組長や若頭クラスに人を動かすだけの魅力と力量が無いと組織と人材は育たない。また、部下の力も発揮できない。そのことは、現在の菅内閣にも、そのまま当てはまる。
福島原発の事故に関しては、やることはすでに限られていると思う。既設の設備の修復で対応できる段階は過ぎた。マルチタスク的に複数の対応を同時進行で進めなければならないのに、外部からは、そのようには見えない。もぐら叩きのように、日々発生する問題に後追いで対応するのに精一杯の状況にしか見えない。
1号機、2号機、3号機、4号機、5・6号機、汚染水処理、瓦礫処理、建屋補強etc
それぞれに責任者を決め、人材の確保、必要資材の確保などを政府・東電が一体となって同時進行で進めるくらいの対応がなぜできないのだろう。(とても、そのような対応がなされているようには見えない。)
今になって、初めて細野補佐官が現地(原発)に入るということだが一般的に考えても信じられない対応だ。これほどの大事故だ。現地に政府の責任者が常駐するのは一般常識で考えても当然の対応ではないのか?素人の私が考えてもやれることは限られている。
@格納容器の外側をコンクリートで固める(現在の格納容器外側のコンクリート壁の外側)
A圧力抑制室もコンクリート等で塞ぐ。
B原子炉の下の地盤の強化
C外部冷却装置の設置
D原子炉の上に専用ダクト設置
E新たな送水配管と排水配管の新設
これらにより、圧力容器と格納容器を一体化し、中の水を外部で冷却しながら循環させる。多分、今現在としてはこれしか方法は無いのではないか。
優先順位は
@放射性物質や放射能汚染水の流出を一刻も早く、少しでも少なくすることを一義とする。
A作業員の被爆線量を少しでも少なくする。(そのために中での作業を少なくする対応を考える)である。
どうも政府の対応を見ていると、東電に丸投げの感がある。海江田氏と細野氏に丸投げの感がある。対応が遅れれば遅れるほど、多くの人命が危険に侵され、住民の生活が崩壊し、その範囲が広がり、賠償額も膨らむ。まずは、原発本体の事故処理に全力を挙げるべきだが対応が遅いといわざるをえない。
政府は、原発事故発生時から数日で今回の事故の危険性と重大さを認知していたことがはっきりしてきた。今になれば枝野官房長官の「直ちに影響が及ぶ・」発言の真意がわかる。言外には「今回の原発事故では大量の放射性物質が拡散してしまった。将来的にチェルノブイリ原発事故のような人体への影響が出る恐れがある。しかし、直ちに・・・」という意味だったのだ。
枝野官房長官や岡田幹事長の現地視察での完全防御の服装からも彼らが放射性汚染の深刻さを知っていたことが伺われる。「国民の命より自分の命が第一」の彼らが本当に国民のための政治ができるのだろうか?覚悟を決めて野党と対決できるのだろうか。いつも「後だしジャンケン」の菅内閣や岡田執行部には、与党としての横綱相撲を期待するほうが無理なようだ。せいぜい、幕下クラスの相撲しかとれない政治家ばかりなのだから・・・。
http://haru55.blogspot.com/
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