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「菅降ろし」の前に「小沢外し」? 民主&自民中堅・若手が新議連
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110511/plc11051101180006-n1.htm
2011.5.11 01:16 産経新聞
民主、自民両党の中堅・若手議員が近く、小沢一郎民主党元代表と距離を置く形で新議連を発足させることが10日、分かった。「菅降ろし」の前に「小沢外し」を模索しようという動きだ。一方、菅直人首相は内閣改造を断行することで政権の求心力を取り戻そうと目論む。自民党執行部も再び、内閣不信任決議案の提出のタイミングを探り始めた。菅降ろしの機運は下火となったが、水面下では主導権争いが激しさを増している。(村上智博、山本雄史)
新議連の名称は「国難対処のために行動する『民主・自民』中堅若手議員連合」(民自連)。17日に国会内で初会合を開く。
呼びかけ人は10人。民主党から樽床伸二元国対委員長、松野頼久元官房副長官、自民党からは菅義偉元総務相、河野太郎衆院議員らが名を連ね、復興増税への反対を唱える予定だ。
しかし、この新議連には別の狙いが秘められている。呼びかけ人の一人はこう漏らす。
「小沢グループの連中が入ってくるので、すぐに『菅降ろし』はやらない。民主党議員の多くは親小沢、反小沢に分けられることにうんざりしている」。つまりは、「反菅」勢力から小沢色を払拭しようという狙いだ。
「小沢外し」を前提とした倒閣運動の可能性に、自民党執行部が敏感に反応した。これまで、不信任案を可決させるには、民主党内の親小沢派との連携が不可欠とみられていたが、党内には政治とカネの問題を抱えたままの小沢氏へのアレルギーは根強い。しかし、小沢氏抜きで菅降ろしが進むとなれば話は別だ。
大島理森副総裁は10日の自公両党幹部との会合で「国会での審議を通じ、いろいろな変化に応じて、不信任案の提出を検討していくべきだ」と訴えかけた。
谷垣禎一総裁や山口那津男代表らも交えたこの会合では、復興実施本部への不参加方針も決定した。自民党の石原伸晃幹事長は「(民主党の)岡田克也幹事長が『どうせ野党は乗ってこない』と言っているらしい。自分の方で申し込んでおきながらふざけた話だ」と語気を強めた。
自民党執行部に強硬路線を選択させる理由はほかにもある。
首相は10日の記者会見で、震災復興に向けた平成23年度第2次補正予算案の提出時期について「現在は白紙だ」と説明した。首相は6月22日までの通常国会を延長しない意向で、懸案の先送りによって政権の延命を図る狙いは明白だ。さらに内閣改造も視野に入れ、人事をテコに政権浮揚を狙う。
こうした首相サイドの戦略が逆に、自民党執行部の“迷い”を払拭した。菅降ろしの最大の武器である内閣不信任決議案の提出は、1国会に1度だけしかできない。国会の延長がなければ、不信任提出のタイミングも図りやすい。
「谷垣には決断力がないからなあ…」
小沢氏は最近、ある側近議員と面会した際、こう漏らしたという。
中堅・若手議員に「菅首相を退陣させるには内閣不信任案の可決しかない」と発破をかけ続けていた小沢氏だが、肝心の自民党執行部が呼応するそぶりをみせなかったことへの恨み節がつい口をついた。
小沢氏は5月1日夜、都内の日本料理店で若手議員数人とひそかに会食した。
「今、解散があったら民主党は50議席しか取れない。でも君たちを討ち死にさせない。心配するな」
小沢氏ははやる若手をなだめたが、自ら主導して政局を動かす算段が付かないのが実状だ。
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