51. 2011年5月11日 21:30:37: F3XyWpQdbs
帝都通信さんの菅首相が英傑だという投稿にびっくり、 そうですか、そうなんですね(笑)菅氏は市川氏を踏み台にして小沢氏を裏切って、 尖閣では海上保安官と那覇地検に責任を負わせて、 官僚主導の対米従属路線(小泉氏と同様に、それが権力者として 生き延びる道と本能的にさとったのでしょう。)へカジをきり、、 法務省改革をしようとした柳田氏を官僚のいうとおりにクビ切ったり 年頭の挨拶もまったく、さえないもので、 我が国民と国家が、どのような未来を描くべきか、 一国の首相としてのビジョが描けていませんでした。 原発事故も菅氏の視察のパフォーマンスで、対応が遅れて 事故が拡大したことは事実といえましょうし、 情報を隠し続けて、最後にレベル7とは、 それまで放射能を浴び続けていた国民をどう思っているのか、 被災者への対応も会議ばっかりつくって、およそ心あるものとはいえません。 依然として福島の子供達を過酷な放射能汚染の危険にさらしています。 未来をつくる子供らを守らない政治家は全てを守ることができない、 政治家としては失格と考えています。 そういった意味で、菅氏には他人との共感性というものが欠けている、 本来、国民を守るという感覚が欠如しているのではないかとさえ思えるほどです。 そういう認識をもっているので、 帝都通信さんが菅氏を英傑と投稿する、この人はどういう思考回路なのかと あきれているわけです。 前置きが長くなりました。 しかし、よいことはよいと評価すべきなのです。 私は菅首相が、今回の浜岡原発の停止要請をしたことは 正しいと思っていますし、これは評価すべきことと考えています。 むしろ遅すぎたくらいです。 もう一つ評価すべきは、新エネルギー政策を推進していく方向に かじを切ると発言したことです。 これは実は2009年のマニフェストに戻るということです。 マニフェストをみてください。 原発は安全第一、新エネルギーへの転換を10%にするという目標を掲げています。この10%をできるだけ早く政府の力で増やしていく中長期計画を立てることです。 福島原発事故が起こるまでは、 原発の安全神話を信じている人、その電気の安定供給の恩恵をうけていると感じている人が大多数でした。 世論は毛利さんや多部未華子ちゃんのCMのように原発推進でした。 そのなかで、自民党は利権を得て原発推進一辺倒のマニフェストでしたが 民主党は新エネルギー政策への転換をきちんと掲げているのです。 小沢氏が原発推進にかじをきったとか わめいている人がいますが、それは誤りで 政党のマニフェストは個人がつくるのではなく、 小沢氏、菅氏、鳩山氏らトロイカ体制で、作り上げてきた民主党マニフェストです。よく民主党のマニフェストを読んでみてください。 とくにエネルギー政策については 原発はつねに安全第一ということと新エネルギー政策への転換を マニフェストに載せています。 菅氏はあらためて、小沢氏や鳩山氏らと作り上げてきた 民主党のマニフェストに戻ろうということを、結果として発言しているのです。 そういう意味で、菅氏自身が意識しているかどうか おそらく意識していないだろうとは思いますが、 結果として 浜岡原発停止と新エネルギー政策への転換は 国民生活第一の民主党のマニフェストに戻ることになるのです。 したがって、たとえ、それが思い付きであれ、パフォーマンスであれ、 福島原発の悲惨さを経て、ようやく国民生活第一路線に この件に関しては結果として戻ろうとしている菅氏なので その発言が支持できるのです。 私は、今後、菅氏が電力会社や加納時男氏のような原発推進元議員らの 圧力にまけずに、新エネルギー政策への転換をすすめるならば、 この点については今後も断固支持するものです。 国民生活第一の民主党議員も被災地救援の活動を積極的に続けるとともに 新エネルギー政策については新たな補強アイデアをだして、 2009年のマニフェストにある新エネルギー政策への転換政策を推進すべきです。 たとえば、孫正義氏が民主党の議員らの会合に呼ばれて、原子力エネルギーが コストが実は大変高いものだといい、クリーンエネルギーがむしろ 安くなってきたということを述べ、復旧の一つとして東日本にサンベルト地帯を 設けたらどうかと提案していました。 原発の代替エネルギーとしてどのようなものがあるか、週刊朝日に特集があります。 地震国日本であるから地熱発電とかも良さそうです。天然ガスも 石油よりはCO2の削減になり熱効率もよいもののようです。 海上に大きな風力発電所を設置するアイデアもあります。 改革派議員は、菅氏が日和らないように、国民生活第一の新エネルギー政策を 推進するようにするべきです。 新エネルギー政策への転換も、いままでのずっぽり利権にはまっていた 資本家・官僚・自民党(河野太郎氏は除く)のさまざまな抵抗があるはずです。 エネルギー政策をどうすすめるかは、 日本の未来を、そして資源の少ない国でのエネルギー政策のありかたを 示す未来づくり的政策なのです。 もし、菅氏に新エネルギー政策への転換をすすめる能力がなく、 原発推進の自民党的政策へもどるのであれば、 そのときは福島を忘れたか、被災地の人々の苦しみを忘れたかと 倒閣の声をあげるべきです。 国民生活第一を離れたら、それは我が国の首相としての存在意義はないのです。
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