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菅直人の言動を見ていると、ほとほと感心する。足の先から頭のてっぺんまで、小知恵、猿知恵だけの男である。今度は、いきなり浜岡原発の運転停止を言い出した。このこと自体は結構なのだが、何か毒を飲まされたような不快感が残る。もちろん浜岡原発運転停止にことさら反対する理由はない。
わたしたちが取るべき態度は、原発停止に菅を利用しながら、それでも菅を辞めさせることである。原発停止から廃止へと、菅を逃げられないようにしながら、なおかつ菅を辞任に追い込むことである。浜岡原発停止宣言は、菅直人がとことん追いつめられていることを物語っている。大震災、福島原発事故そして復興と保証問題。菅の手に負えない問題が目白押しである。
菅の突然の宣言は、多分小沢一郎対策が主目的であろう。ここにきて小沢一郎の積極的な発言が増えている。そう、ついに小沢一郎は決断したのだ。それで菅は得意の抱きつき作戦にでた。ついでに人気取りと政治主導という目くらまし効果もある。
****小沢一郎氏が語る「脱原発に向けて行動するのがリーダーの責任」(ニコニコニュース 4月18日)「原発を今後どうするのかという議論は、国民みんなでしなくちゃいけない。過渡的エネルギーとしては、ある程度の期間は原子力に頼らざるを得ない。ただ、できるだけ早く、違うクリーンなエネルギーに転換しますという基本方針を打ち立て、それに向かってやっていくのがリーダーの責任だと思います」
小沢一郎はすでに『脱・原発』に舵を切っていた。そしてその小沢一郎が行動に移ろうとしている。
****小沢元代表「事実上の倒閣宣言だ」と民主党幹部 (YOMIURI ONLINE 2011年5月6日)民主党の小沢一郎元代表が6日、週明けから政権批判を強める意向を明らかにし、党内では「事実上の倒閣宣言だ」(幹部)との見方が広がった。元代表は、東京電力福島第一原子力発電所事故への菅政権の対応に関し、千葉県いすみ市内で記者団に「週明けから国会で審議が始まる。『政府の対応がこのままではいけない』といろいろな機会に今まで以上に声を大きくしていきたい」と語った。野党が内閣不信任決議案を提出した場合の対応については「今そんなことを考えているわけではない」と述べるにとどめた。
表面に現れた言葉以上に、小沢の覚悟が並々でないことがうかがわれる。小沢一郎にとってはいよいよ正念場である。それでなくとも下らない裁判が足かせになっている身である。小沢一郎にとってはつらい戦いになるかもしれない。しかし、小沢一郎を支持し、期待する人たちは揺るがない。わたしたちが見守っているのは、小沢一郎の政治生命を賭けての戦いではなく、人間・小沢一郎の戦いである。
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