http://www.asyura2.com/11/senkyo112/msg/717.html
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別の投稿でも記載したが実家で両親が月刊「WiLL」を愛読していたのでたまたま手にとって読んでいたらこれまた注目することが書いてあった。
義援金についてどの板に投稿してよいのかが分からなかったが、検索すると政治板に書いてあったため一応こちらに投稿する。
もし、板違いならすぐ訂正する。
この記事は渡辺昇一氏と曽根綾子氏が対談していて曽野綾子が義援金の実態について暴露した部分を抜粋したものである。主に震災のことについて対談しているのだが。
私は曽野綾子氏のファンでもなんでもないことを一応表明しておく。
では、引用
渡辺:先ほどマスコミからの質問に「物資は公平に配られているか」という発言があったとおっしゃっていましたが、笹川陽平さんは今回も自分で出掛けて行って、「公平なんていってられない」と言って、すぐさま遺族に五万円ずつ配った。立派な態度でしたね。
曽野:今回も、漁船の新造のためにも百億円用意したそうです。やるべきことは素早くやらないといけません。お金を動かすのは早ければ早いほど効果がありますからね。ボストンバックに現金を詰めて駆けつけるくらいじゃないと。
渡辺:赤十字の義援金が配られるのも相当先でしょう。阪神淡路大震災の時も1年以上かかりました。赤十字には義援金を集める法律はあっても配る法律が無いと聞きました。
曽野:私は寄付されたお金を扱う側の仕事をしてきたのですが、「何につかうのか」をハッキリしないといけませんね。アチェの津波の時に、私たちの組織からUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に連絡をとって「要望をいただければそれにあわせてテントを用意します。すべておっしゃるとおりにしますが、テント屋にはわたしたちが直接支払って受け取りをもらいたい」と言ったら、「それはできない」と言われました。すべて国連機関に一旦お金を入れないといけない。それで寄付をするのをやめたんです。
もちろん、現物でもどうなるかわかりませんが、きちんと使い道を示して、何をいくらで買ったかを公表しないと。それができない組織はダメですね。
渡辺:阪神淡路才震災のときも、どこかのタレント集団が、一千万円以上も集めておきなたら、現地に寄付したのは二百万円だったということがありましたね。
曽野:そのお金がどこに行くか、とことん分からないとね。でも、外国の場合はたいてい大統領や閣僚が使ってしまいそうですね。日本の人たちは、「貧しい人のために送ったのに、どうして大統領が使うんですか」などと言う。この甘さ。
編集部:そこまで考えて募金している人はそうそういないでしょうね。
曽野:東南アジアに深く入って、どうやったら直接困っている人に届けられるか考えたことがあります。例えば百万円だたら、それを1ドル札で用意するのか、5ドル札なのか、十ドル札なのか。私ならケチケチ配るために、一ドル札で用意して現場に乗り込む。
そこで身振り手振りで「家も家族も流された」と嘆いているおばあさんに直接パッと渡せばいいと思った。けれど、その現場を見られたらすぐ取られてしまうんです。よしんば、おばあさんい渡せても、私達が現金を持っていることを知られたら襲われますから、どうにもしょうがない。かといって、政府や組織を通したら必ず盗まれる。それが世界の常識です。
渡辺:しかも、非常時にかぎったことではありません。日本政府は以前、中国からの留学生に奨学金を出していましたが、まずは中国大使館が巻き上げていたし、後は学生が親に送っていましたからね。「どういう国なんだ」と思うけれど、日本だけがまともということですね。
曽野:日本財団にいたころ、北朝鮮で薬を配ることになった。「あの国で本当に庶民にわたりますか」と聞いたのですが、常務理事が北朝鮮までに行って、わたすところまで見るから大丈夫というんですけど、甘いですね。わたしたとしても、裏で回収していますよ。海外で援助の仕事をしたらすぐわかることです。
引用終了
一言、日本船舶振興会の故笹川翁の子供たちは親の悪行を解消すべくボランティアに励んでいるようで。
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