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東電の社長や幹部をみていると、優秀という言葉の意味を考えてしまう。彼らが原発事故にたいしての無為無策をみると、まったく愚かにみえてしまう。ところが、事故の補償になると俄然、彼らはあの手この手の術策を駆使する。その姿をみると、なるほど、彼らの世界の優秀とはこういうことかと納得する。
原発の建設に際しても、その後たびたび起こした事故の処理でも彼らはその優秀さを発揮したのであろう。彼らは今、被災地のあちこちをまわっている。一応謝罪だとのことだが、一行の顔を見るのに、謝っているという感じはしない。その表情のどこかに、原発の建設、維持の過程で住民にたいした傲慢さが、浮かび上がってみえる。彼らが頭を下げるのは、補償に有利にするためだろう。
頭を下げるその時の表情に、あからさまにそれがみえる。ここは、頭を下げるけど、それは補償を会社に有利にするためだという本音が。あれだけの事故の被害を起こしておきながら、自社に有利に補償問題を処理しようと術策をめぐらす姿に、巨大資本の道徳的退廃を見る。
彼らのために私たちが一銭も出す必要はない。
http://plaza.rakuten.co.jp/mz5na/diary/
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