http://www.asyura2.com/11/senkyo112/msg/702.html
Tweet |
自民党の谷垣総裁がいつものように煮え切らない。新聞は29日夜の鳩山、小沢会談で鳩山氏が当面の倒閣自粛を要請し、民主党内の『菅降ろし』の動きが失速したからだと書いている。しかし、谷垣氏がいつものようにはっきりしないから、せっかく民主党内でも自民党内でも盛り上がりかけた不信任案提出の機運がしぼんでしまったのだ。
****自民・谷垣氏、打つ手なし=菅政権を攻めあぐね
菅政権への対応をめぐり、自民党の谷垣禎一総裁が手詰まり感を強めている。菅直人首相に退陣を迫って攻勢を強めてきたが、民主党内の「菅降ろし」の動きが失速。内閣不信任決議案を提出しても可決のめどが立たず、攻めあぐねているためだ。一方、ベテラン議員の間では主戦論が根強く、谷垣氏は難しい判断を迫られている。(中略)「小沢氏と連携してでも首相を追い落とすべきだ」「民主党議員に踏み絵を踏ませるために不信任案を出せばいい」。ベテランらの強硬意見が、谷垣氏の判断を迷わせている側面もあるようだ。「いつまでも野党党首の立場を楽しんでいてはいけない」(自民党幹事長経験者)。谷垣氏に対する党内の視線は厳しいが、当人の態度は煮え切らない。2日、不信任案について記者団に問われ、こうはぐらかした。「連休中にゆっくり思いを巡らせたい」。(時事 2011/05/04-14:40)http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011050400246
「連休中にゆっくり思いを巡らせたい」とはいかにも煮え切らない。迷っていることを隠そうともしないのは政治家としてはあまりにばか正直すぎる。菅首相という日本の最大の災害を早く何とかしなければいけない事態なのに、危機感も闘志もまったく感じられないのだ。党内からの「いつまでも野党党首の立場を楽しんでいてはいけない」の声をもっと真剣に受け止めるべきである。ではどうしたらいいか。
まず、表情や言葉に迷っている素振りを出すのが一番いけない。うそは言わなくていいから、何かを心に決めているような態度を取って置けばいいのだ。後は記者が疑心暗鬼になって勝手な憶測記事を書いてくれる。また、党内の主戦論を唱えるベテラン議員とも非公式に打ち合わせをするなど、憶測を誘うようなこともする。会談相手にはそういう主旨を伝えておき、あとは雑談でもしていればいいのだ。
ある程度の種まきが出来たら、5月末などの適当な日を目標に不信任案提出を宣言してもいい。2次補正予算の提出は政府与党が今国会での提出を先送りし、会期延長をしないといっているのだから、早めに提出するべきだ。そうすれば民主党内部にメッセージが届き、『菅おろし』にもう一度火をつけることができる。要は、総裁自らでも誰かを使ってでもいいから、『動き』を見せることだ。6日お昼のNHKニュースでは、小沢氏がまた政府の原発対応を批判している。
小沢氏 政府の原発対応を批判 (NHK 5月6日 11時56分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110506/k10015720481000.html
記者から菅内閣に対する不信任決議案が野党から出されたときにどうするかを聞かれて、「今、そんなことを考えているわけではない」と答えているが、これは「いまそれを考えているところだ」というメッセージだ。別に小沢氏と直接連携する必要はないが、ここでこちらも何か動きを見せておくべきだろう。不信任案可決には数が必要だ。
谷垣総裁は「連休中にゆっくり思いを巡らせたい」と言ったが、恐らく何の結論も出さないだろう。断言してもいい。不信任決議案を出すということは、実際にどう決まるかは別としても、自分が首相になるという覚悟があるということだ。『歩く人災』菅首相ではこの国は大変なことになる。早くその座から追い落として誰かが代わりをしなければいけない。谷垣氏はそのために総裁になったのではないか。もし、この未曾有の国難と闘う気概も覚悟もないのなら、いさぎよく総裁を退くべきだ。
http://akiran1969.iza.ne.jp/blog/
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK112掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。