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自民・谷垣氏、打つ手なし=菅政権を攻めあぐね
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011050400246
菅政権への対応をめぐり、自民党の谷垣禎一総裁が手詰まり感を強めている。菅直人首相に退陣を迫って攻勢を強めてきたが、民主党内の「菅降ろし」の動きが失速。内閣不信任決議案を提出しても可決のめどが立たず、攻めあぐねているためだ。一方、ベテラン議員の間では主戦論が根強く、谷垣氏は難しい判断を迫られている。
「これは伝家の宝刀だが、いつでも振り回すわけにもいかず、かといって赤さびを浮かすわけにもいかない」。谷垣氏は4月30日の記者会見で、内閣不信任案提出について、どっち付かずの言い回しに終始した。
谷垣氏は東日本大震災を受け、復旧対策を盛り込んだ2011年度第1次補正予算には賛成したものの、第2次補正予算案以降は財源問題を含めて、菅政権を厳しく追及する姿勢を前面に出していた。
それがにわかにトーンダウンした背景には、会見前日の29日夜に行われた民主党の鳩山由紀夫前首相と小沢一郎元代表の会談がある。この席で、鳩山氏は当面の倒閣自粛を要請し、小沢氏系議員を中心とする同党内の首相退陣論が急速にしぼんだからだ。震災の被災地復旧もままならない中、政局優先で動けば世論の批判を浴びかねないとのジレンマもある。
ただ、震災対応と称して、権限や責任の不明確な会議や本部を乱立し、政府内を混乱させている首相の能力に、谷垣氏が限界を感じているのも事実。「やはりこのまま任せられない」と周囲には首相への不信感を繰り返し漏らす。
「小沢氏と連携してでも首相を追い落とすべきだ」「民主党議員に踏み絵を踏ませるために不信任案を出せばいい」。ベテランらの強硬意見が、谷垣氏の判断を迷わせている側面もあるようだ。
「いつまでも野党党首の立場を楽しんでいてはいけない」(自民党幹事長経験者)。谷垣氏に対する党内の視線は厳しいが、当人の態度は煮え切らない。2日、不信任案について記者団に問われ、こうはぐらかした。「連休中にゆっくり思いを巡らせたい」。(2011/05/04-14:40)
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