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小出氏は今ネット界を中心に英雄視の状況にあるが、この事をご当人はどう思っているのであろうか。本意ではないというような意見も出ている。それが本当かどうかは知らない。そこでちょっとこの問題について考えてみたい。
考えてみたいと言いながら先に結論を言うと、小出氏は反原発のヒーロー、大スターにならなくてはいけないと思う。そういう取り扱い方は小出氏を消費″する事という見方は、あまりにもナイーブだ。一体何の為に大変な思いをしてまで反原発の立場を体制側の中にいて貫いてきたのだ。ヒーローであれスターであれ、言い方はどうでもいいのだが、そういう立場になる事は即ち発言力が桁違いに強くなるという事だ。これまでは体制側から周辺に追いやられて、発言も国民的注目など得られなかった訳だ。原発が安全な内は反原発の小出氏達には出番は無かった。小出氏が今大注目を集めているのは、原発が超危険物となったからだ。国民全てにとって大変な存在になってしまった原発。小出氏達の努力にも拘わらず、原発は予想通り大事故を起こした。こうならない限り、世間は小出氏達に注目する事は無かった。体制が原発推進であったから、反原発には注目が集まらないように体制側が誘導する。小出氏達は力を発揮できなかった。それはどうしようもない事だった。小沢ですら力を発揮できていないのだ。
原発が国民を苦しめて、ついに小出氏にスポットライトが当たった。体制側メディアではなく、反体制側メディアに於いて。体制側メディアの周辺部分にも小出氏が出てくるようになった。国民が今体制側の専門家に不信を抱いている状況は、今後益々の小出氏のスター化を促すだろう。
今体制側は原発推進の本音を隠しながら、国民を原発容認に誘導している。こういう状況に小出氏は大変気落ちしている風であった。インタビューの中に、そういう部分があった。小出氏がスター扱いされても、体制側すなわちデマゴミはその巨大な国民洗脳力で、原発の維持を守ろうとする。
こんな状況下で、スターになった小出氏はどうすべきなのか? 折角有名になったのだ。発言力が格段に増したのだ。デマゴミの国民洗脳に対して、その力を使って対抗しなければならない事は明白ではないか。小出氏を取り囲む客観的状況は、小出氏に反原発のアイコン(象徴)である事を決定的に求めている。今この時反原発運動のヒーローにならなくて、一体いつなるのだ? 今この国難の時だから、小出氏に光が当たった。それを本意でないなんて事があるのか? 小出氏を静かに見守りたいなんて意見もあったが、一体何考えてんだ。無名の小出氏じゃドーにもならんのだ。国民がやっと小出氏に注目を始めた今こそ、小出氏はこれまで積み上げてきたものを一気に爆発させなくてはならない筈だ。デマゴミの悪事にストップをかけなくてはならない。
ヒーローになりたくないなら色々取材等を受けなくていい。地道な反対運動を続ければいい。
スターやヒーローってのはなりたくてなれるものじゃない。国民がスターを求めたからスターになるのだ。スターになって金儲けをするのじゃない。スターになってデマゴミの国民洗脳を遮断するのだ。小出氏には大スターになってもらわないといけない。それは柄じゃないと思うのなら、そう言えばいい。
原発推進派だけでなく、原発否定の研究者達も、今回の大事故には責任がある。事故を結局は止められなかった。原発に関わった者達は推進反対共に責任がある。小出氏は体制側にいて反対していたのであり、事故を止められなかった事実の結果責任はあるのだ。小出氏の立場は今こそ反原発の国民運動の先頭に立つべきを要求している。国民が小出氏をスター扱いするなら、応じなくてはいけないのだ。本意であるに違いないのだ。
事態は小出氏を持ち上げて終わりという段階じゃない。小出氏に現実に結果を出してもらわないといけないという段階なのだ。もう危機が目の前であり、それでも体制側に反省は無い。今の体制をぶち壊さなくてはならないのだ。小出氏が反原発のヒーローになる事がその目的に極めて有効だ。小出氏には国民が与えたヒーローの立場をフル活用してもらいたい!! 国民は益々応援する。一緒に悪徳体制をぶち壊すのだ!!
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