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年増女と坊ちゃんの“野合”大連立は「不毛の選択」だ!
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110502/plt1105021654001-n1.htm
2011.05.02 夕刊フジ
★小林吉弥が政局を斬る
永田町はGW明けから、一気に激動化が避けられなくなった。
まず、震災対応の遅れとともに、4月10日、24日投開票の統一地方選で苦戦、民主党の退潮傾向に歯止めをかけられなかったことで、民主党内の「菅降ろし」が激化する。同時に、大震災発生により政治休戦に応じてきた野党、例えば自民党もいよいよ戦闘再開、政権への対決を辞さないことになる。
これらにより、菅直人首相が自らの手でともくろむ震災の本格的復興策を盛り込んだ第2次補正予算案の編成は前に進まず、外国人からの違法献金問題追及も手伝って、菅首相には決定的なダメージとなりそうだ。結局、政権の余命はもって6月22日の今国会会期末までと見ざるを得ない。
さて、民主党に菅首相に代わる代表(首相)が誕生すると、次に、これまで休止状態だった民主党と自民党との大連立問題の再燃がありそうだ。
しかし、この大連立はどうも動機不純である。震災対応に「救国内閣」との美名を借りた政権維持に必至の民主党と、野党暮らしにしびれを切らした自民党の利害が一致しただけの「野合」に過ぎないと見るからだ。
考えてもみてほしい。民主党は自民党政治を否定、政権を奪ったのではなかったか。一方の自民党も、その民主党政権にクソミソの批判を加えている。互いの政治理念、政治手法には、あまりに大きな隔たりがあるということである。
「民・自」大連立となった場合、その後に待っているものは何か。火を見るより明らかなのが、両党の主導権争いの勃発、それに伴う派閥政治の復活だろう。そのうえで、最終的には民主党は自民党に乗っ取られるのがミソである。海千山千のしたたかな年増女が、世間知らずのお坊ちゃんを手玉に取るくらいは朝飯前ということである。
民主党の岡田克也幹事長などは「大連立といっても震災対応に限定したものになる」などと言っているが、一度、頭を下げ、ともに汗を流して連立を組んだからには、「それでは出ていってくれ」と言えるワケがない。この辺の読みが相変わらず甘い岡田氏は、まだまだ「ポスト菅」の器とは言い難い。
加えれば、超巨大与党の誕生は、戦前の「大政翼賛会」の再現を想起させる。選挙制度なども含めて与党のやりたい放題、野党が権力に論争を挑むことなどは風前のともしびとなる。こんなことがまかり通って、いいわけがない。
国難に際してだけは、せめて与野党が良識を持って譲り合い、克服していく知恵がなくてどうする。それが成熟した政党の「品位」というものではないか。
大連立をやるなら、まず理念の旗を立て、「民・自」両党ともに割れてガラガラポンのうえ、骨太で新たな保守的政権政党を目指すべきだろう。
何でもありのこの国の「不毛の選択」政治は、この辺でピリオドを打つべし。(政治評論家)
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