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玄葉氏 「ポスト菅」にらみ独自色
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110501/plc11050122120017-n1.htm
2011.5.1 22:09 産経新聞
菅直人首相を支えてきた玄葉光一郎国家戦略担当相(民主党政調会長)が首相に距離を置き始めた。東日本大震災の復興をめぐり首相が否定していた新官庁「復興庁」の設置をかたくなに主張、自民、公明両党の協力を取り付ける3党合意も主導した。党と政府で重要ポストを兼任し、被災地選出にもかかわらず、震災後存在感が薄いとの批判を浴びていた玄葉氏だが、「ポスト菅」をにらみ独自色を発揮しようと努めているようだ。(宮下日出男)
「強力に復興を進める体制は必要だ。政府にそういう発想がないのは『ダメだ』と申し上げた」
玄葉氏は1日、フジテレビの番組で、復興庁設置の検討を復興基本法案に盛り込ませたことを誇らしげに語った。同日の参院予算委員会では自公両党との合意について「党派を超えた対応への認識共有が必要だということで合意した」と胸を張った。
首相は「玄葉氏から経緯を聞き『それでいい』と了承した」と玄葉氏主導を認めざるを得なかった。
玄葉氏の「脱菅路線」はこれだけではない。4月26日の記者会見でも、統一地方選大敗の執行部の責任を問われて兄貴分と慕う岡田克也幹事長の続投支持を明言したが、首相に触れることはなかった。
「私は岡田氏の幹事長の就任時に『支える』と約束したので約束を守る。岡田氏の意思を常に尊重し、支えていきたい」
首相を擁護することはもはやない、と宣言したに等しかった。玄葉氏は調整型の政治家として知られ、玄葉氏を慕う議員は少なくない。玄葉氏が「菅降ろし」に乗り出せば中間派が一斉に動く可能性もある。
衆院当選6回の同期で、松下政経塾でも同期生というライバル、前原誠司前外相が外国人献金問題でつまずいた今、玄葉氏が「ポスト菅」を意識したとしてもおかしくはない。しかも参院選や統一地方選での相次ぐ敗北に、岡田氏の求心力は落ちつつある。
ただ、大震災や東京電力福島第1原子力発電所事故被災地の福島3区選出にもかかわらず、震災対応では「閣僚なのに顔が見えない」との声もある。玄葉氏もこうした批判を強く意識しているようだ。
1日の予算委で「身内」であるはずの民主党の川上義博氏は、玄葉氏が3月14日の党会合で避難指示に関し「(原発から半径)10キロで大丈夫だが、念のために20キロにした」と説明したと明かし、認識の甘さを追及した。これに玄葉氏は「原子力安全委員会の見解だと紹介したはずだ。誤解を招く発言は控えてほしい。私は被災地の出身だ。最も危機感を持っている」と強く反論した。
玄葉氏は4月26日の閣僚懇談会では、原発事故の現場を抱える福島県での臨時閣議開催を突然提案したが、唐突な提案にとまどう政府関係者も多かった。民主党内からも「パフォーマンスよりも調整型に徹するほうが玄葉氏らしい」(若手)との声が出ている。
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