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ひょう吉の疑問 2011-04-30 より
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/79ce46f70349f893488bb823059d11eb
民主党政策小泉政権以来日本の国債残高は急速に膨らんできた。
ここ10年の国債発行額は急速に伸びている。
確かに膨大な数字である。
不況対策がその理由だが、にもかかわらず日本の景気は上向いていない。
そこへ来てこの未曾有の大震災である。
平時においてさえ大量の国債を発行してきたのだから、この非常時においては国債発行額は当然増大するはずである。
今の東北地方の現状は、東京大空襲と同じで、国がそういう措置を執らないと日本がもたない。
しかし菅直人はこの非常時にもかかわらず、財政再建を言いだし、増税論を唱えている。
NHKの某討論番組では、国債発行のことはスルーして、消費税で増税するか、所得税で増税するかという議論に終始していた。
こういうときこそ、中央銀行直受けの国債発行の議論をすべき時なのだが、その議論は完全に封印された感がある。
今月半ばにアメリカからヒラリーがやってきて菅直人と会ったときから、この増税論は既定の路線になったようだ。
それと同時に日本がもつ米国債の売却に関する議論も封印されている。
未曾有の大災害時に自国の持つ債権である米国債売却の議論もせず、また日銀直受けの復興国債の議論も出ない。
逆に増税論議だけが花盛りである。
これではデフレが進み、不況に陥るだけである。
この未曾有の国難において現政権は全く有効な方策を欠いている。
やってることが全く逆なのだ。
平時にすべきことを、逆に非常時に行おうとしている。
日本の国富が破壊され、大急ぎで復興に向かわなければならないときは、当然政府支出は増大する。
こういうときに財政健全化に足を取られるて動かないのは、国民のことを考えていない証拠である。
思い切った英断が必要なのだが、菅直人にはその度量も才覚もない。
昭和恐慌を乗り切った高橋是清を思い出すが、高橋是清と菅直人では月とすっぽんである。
菅ではあまりにも度量が小さすぎる。
このような大震災と菅直人との巡り合わせは、国民にとって非常に不幸な歴史である。
『今までの日本が豊かすぎたんだ』
『今までの日本人がエネルギーを使いすぎていたんだ』
そんな議論がテレビから流れていた。
そんな場合ではないだろう。
被災者救済のお金はいったいどこから出るのだ。
被災者の雇用はどうなるのだ。
そのための復興費用はどこから出るのだ。
そういうことを早急に決めなければならないときに、今までの日本人のことをあれこれいっても始まらない。
財政再建をしたいのだったら、今回の大震災が起こる前にすべきであって、
未曾有の大震災が起こったあとに財政再建の話をするなど、ピントがずれているとしか思えない。
緊急時、非常時というものを分かっていないし、現状認識があまりにも甘い。
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