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アメリカは、リビアでの戦争をすすめ、シリアでの騒動を惹起しているため、ロシアと中国と戦争になる危険性がある。
「アメリカ政府はリビアに対する侵略をし、シリアでの介入の圧力を強めているのは、ロシアと中国を地中海から締め出したいからである」と、元アメリカ財務次官のポール・クレイグ・ロバーツがプレステレビとのインタビューで語った。
中国は東リビアで巨大なエネルギー投資をしており大きくリビアに依存しているし、ロシアはシリアに大型の海軍基地を持っていることで地中海でのプレゼンスを保持できている、と彼は指摘した。
「この二つの国はアメリカの地中海での覇権の道の障害物としてある。アメリカは強力なロシア艦隊がそこに駐留することを望んでいない。またアメリカは中国がエネルギーを持ち出すのを望んでいない」とロバーツは述べた。
「ロシアと中国がアメリカは理性的なやり方では話が通じないという結論に至れば、そしてなんとかしてアメリカを押さえダメージを与えようと決意すれば、結果としてあらゆる面でのエスカレーションが出てくるだろう。これこそ本当に危険な事であり、大規模な戦争の危険性にさらされるようになる」と語った。
一方、アメリカはバーレーンとサウジアラビアの政府の転覆は望んでいない。両国ではデモ隊に対して暴力的弾圧で臨んでいる。「それは、彼らが我々の傀儡だからであり、バーレーンには大型海軍基地を持っているからだ」とロバーツは語った。
3月19日以来、リビアの人々を保護するという国連の委任の下、リビア政府軍に対するアメリカ主導の同盟軍の空爆作戦で多くの一般市民が殺害されている。
リビア暫定委員会によれば、カダフィ政権に対する革命が始まってから、親政府軍との衝突で1万人以上が殺害され、3万人が負傷、2万人が行方不明であるという。
シリアのどこでも、3月中旬以降散発的なデモが起きている。何人かの人々が保安部隊と武装意グループとの衝突で殺害されている。
ロバーツは、「アメリカ政府はチュニジアとエジプトでのデモの勃発により不意をつかれたが、すぐさまこの騒乱を利用してロシアと中国と直接的な衝突をしないで、彼らを排除することを考え付いた。それでこういったデモを惹起しているのだ・・・」
最近数ヶ月、アラブ世界を反政府と革命の波が襲っている。
その他の革命がイエメンとバーレーンで起きたが、更に反政府騒乱がサウジアラビア、ヨルダン、クウェート、アルジェリアで起きている。似たような騒乱がその他のアラブ諸国でも起きる事が予想されている。(以上)
〆アングロサクソン煽動のアラブ液状化は、ポスト独裁の「不渡り手形」化を準備してはいまいか?
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