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菅まさかの“断末魔”内閣改革 小沢派切り崩しで延命
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110427/plt1104271607006-n1.htm
2011.04.27 :夕刊フジ
民主党の統一地方選惨敗を受け、与野党から菅直人首相(64)に退陣を迫る動きが顕在化している。しかし、当人は「責任放棄はあり得ない」と、どこ吹く風。「震災と原発への対応」を盾に、延命に躍起になっている。こうしたなか、永田町では「菅首相が、倒閣の動きを強める小沢一郎元代表に近い勢力を取り込む内閣改造を模索している」という仰天延命説が飛び交っている。そんなことがあり得るのか。
「自らの仲間だけで党を動かすことで、国民の声が聞こえなくなっているのではないか」
民主党の鳩山由紀夫前首相は26日、小沢氏に近い議員らが開いた「震災に対応できる連立政権に向けた総調和の会」に出席し、菅首相の政権運営を鋭く批判した。
集会には山岡賢次副代表や原口一博前総務相のほか、政務3役の三井辨雄国土交通副大臣、中山義活経済産業政務官ら、小沢氏に近い“反菅”の約60人が出席。GW明けにも、(1)両院議員総会での代表リコール(2)内閣不信任案可決−といった「菅降ろし」を加速させる構えだ。
一方、自民、公明両党の幹部も25日、都内のホテルで会談し、2011年度第1次補正予算の成立後、菅首相は自ら退陣すべきだとの認識で一致。今後は内閣不信任決議案や首相問責決議案の提出を検討していく。
まさに内憂外患、絶体絶命のはずの菅首相だが、国会では「(震災対応を)やるべきことはしっかりやっている」と自画自賛したうえで、「責任を放棄して逃れるということは私がとるべき道ではない」と退陣を否定。「復興・復旧、財政再建に道筋がつくところまでやれば政治家として本望だ」と長期政権まで視野に入れている。
そして、ここへきて浮上してきたのが、第1次補正予算成立後の内閣改造だ。小沢氏に近い中堅議員がいう。
「大幅な内閣改造をする、という噂がある。小沢、鳩山両グループが『菅降ろし』の多数派工作を始めているので、それに対する牽制だろう。ポストをチラつかせて、中間派も含めて動きを封じる思惑のようだ。こちらが連休明けから動きを本格化させ、早ければ5月下旬にも両院議員総会に持ち込もうと考えているので、そのタイミングにぶつけたいと考えているのでは」
すでに、永田町では《小沢氏側近の三井氏を国交相に》《岡田克也幹事長が統一地方選の責任を追及されているので交代させる》《週刊誌で利益供与疑惑を指摘された玄葉光一郎国家戦略担当相を外し、細野豪志首相補佐官を原発担当相にする》といった具体案も漏れ伝わってくる。
菅首相は今年1月、11年度予算を成立させるための「最強の布陣」と称して内閣改造を行った。次は「復興に向けた最強の布陣」とでも言うつもりだろうか。
■小沢の焦り
民主党関係者は「小沢氏周辺ではなく、小沢氏自身を閣内に取り込めれば意味はある」といい、こう続けた。
「小沢氏がなかなか被災地の岩手入りができず都内の私邸にこもっていたのは、権力側にいなければガソリンの1滴も持っていけず、何もできないからだ。いまの小沢氏は無力感を恥じているはず。復旧・復興に関わりたくて焦っており、強引ともいえる『菅降ろし』を仕掛けている。菅首相が自分を登用するなら受けるはずだ」
ただ、小沢氏を支持する中堅・若手議員の集まり「一新会」の中枢幹部は「われわれは、そんな下策には乗らない」と突っぱね、別の中堅議員も「小沢グループを取り込めないなら改造の意味はない。しかも、『震災対応で首相を代えられない』として官邸に居座りながら大幅改造するなら、首相も代えていいことになる。ブーメランになる」と否定的だ。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「国民新党の亀井静香代表を副総理兼復興担当相にして、小沢氏や与野党を糾合するといった展望があるならいいが、それがあるとは思えない。内閣改造を模索しても『延命のための断末魔のあがき』と国民も政界もそっぽを向く。逆に、ホイホイ加担する人がいたら、顔が見てみたい」と話している。
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