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(日刊ゲンダイ2011/4/23)
[小沢裁判]呆れた特捜副部長登場
石川議員の「1500万円」を無視してまで自分らのストーリーに固執
やっぱり「筋書きありき」の捜査だった――。きのう(22日)、開かれた「陸山会事件」の裁判で、小沢事件の“キーマン”が登場した。東京地検特捜部副部長として事件を指揮した吉田正喜検事(54)だ。現在の肩書は、法務総合研究所研修第2部長である。
吉田検事は09年の「西松事件」でも捜査を担当し、「陸山会事件」では、水谷建設からの裏金5000万円の授受について石川知裕衆院議員を聴取した人物だ。いわば、ずっと小沢元代表を狙い続けた検事である。
この日の吉田検事の法廷証言によると、石川は水谷建設からの5000万円を全面否認した一方、自分から「支援者から計1500万円を受け取った。ワイロだと思った」などと供述したという。きょうの朝刊はこの部分が強調されているが、しかし、この吉田証言は考えてみると奇怪な話だ。傍聴した司法ジャーナリストがこう言う。
「仮に吉田検事の証言通りなら大変な話です。だって、現職の国会議員が自ら『ワイロ』を白状したのですよ。あやふやな水谷建設の献金問題よりもずっと大きい政界事件です。石川は個人名と金額を詳しく明かしたというから、証拠集めも簡単。すぐに立件できる事件なのに、なぜ手をつけなかったのか」
おかしいのは、それだけじゃない。「ワイロ」の自供があったならば、当然、取り調べ検事は深く追及するはずだ。見返りは何だったのか、ワイロ性があるのか――。だが、吉田検事はロクに確認せずに調書を作成。きのうの公判で弁護側からこの点を問われると「聞いていない」と認めていたから驚く。
「つまり、この1500万円ワイロの件は、吉田検事が脅しの材料にしただけなのでしょう。あくまでも本筋は、水谷建設からの5000万円。だから、1500万円ワイロに関する取り調べメモを石川の前で破り捨て、吉田検事は“本筋の話を認めろ”と石川に迫ったと法廷で証言しました。1500万円の件を問題にする気は最初からなかったのです」(前出の司法ジャーナリスト)
“別件”を持ち出し、そちらは目をつむる代わりに“本件”を認めさせる。よく検察が使う手だ。吉田検事も、勝手に描いた「水谷建設から小沢に5000万円が渡り、それが世田谷の土地購入の原資にされた」というストーリーを完結させたかったのだろう。
ところが、肝心要の水谷建設の裏金についても、吉田検事は法廷で「証拠関係を精査して間違いないと思った」なんて言いながら、その根拠は「覚えていない」といういい加減さだった。
こんな東京地検特捜部の副部長が主導した小沢事件は、もうやめにした方がいい。時間のムダだ。
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