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【原発】「もう帰るのか!」菅首相に住民激怒−しどろもどろの菅直人
http://youtu.be/emrhz1eyv7k
・男性「もう帰るんですか、もう帰られるんですか!?」
−収まらない住民の怒り...。
・男性「そういう無視されたら、どうするんですかおれたちは!(怒)」
・女性「すごく傷つきました...」
・菅「すみません、あのぉ...知らなかったものですから...(しどろもどろ)」
・男性「知らなかったって、おれら、ここで待ってましたよ、総理(怒)」
・女性「総理が来るっていうから待ってるのに、ここ通り過ぎられていったら、
どんな気持ちかわかりますか?(悲痛)」
・菅「本当にごめんなさい。そんなつもりで通り過ぎるつもりはなかったんですよ。
すみません...(しどろもどろ)」
・女性「信用できるものも、なかなか信用できないですよね(怒りと呆れ)」
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http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2760
< 田崎史郎「ニュースの深層」>
「絶対に辞めない菅首相」を辞めさせる方法/統一地方選後の政局は「政権VS野党」から「菅VS与野党」へ
被災地で怒鳴られても、本人だけはやる気満々 【PHOTO】 Getty Images
菅直人を首相の座から引きずり降ろす「菅降ろし」は成就するのだろうか?菅降ろし勢力の中核、民主党元代表・小沢一郎は「民主党政権うんぬんのレベルではない。傍観しているのは歴史の批判に堪えられない」と従来にない、意を決した言葉で菅打倒を誓う。
しかし、首相を辞めさせるには大義名分と強いパワーが必要である。最終的には野党が提出する内閣不信任案に民主党が同調し可決できるかどうかが焦点となろう。
統一地方選が4月24日に終了したのを受けて、今週から菅降ろしが再開される。東日本大震災の復旧対策費を盛り込んだ今年度第1次補正予算案が5月2日に成立すれば、この動きはさらに激しくなるだろう。
菅が己の限界を悟り自ら身を引くことが、有権者からの強い非難の前線に立っている民主党議員にとってベストシナリオだ。しかし、退陣の可能性を取材して回っても「あの人は辞めない」という声ばかりである。
18日の参院予算委員会でも、たちあがれ日本の元総務相・片山虎之助が「あなたには心がない。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、というが、身を捨てるところがない」と痛烈な言葉で退陣を迫ったのに対し、菅はこう答えた。
「私も60数年生きてきましたから、わたしなりに私の心は持っているつもりだ。私としてはやはりここはまずは復旧、復興、できればその前から議論をしていた財政の再建を含めて与野党で共通の青写真をつくって、そして最終的には(衆院議員の)任期が2年半後には来ますから、そこまで、このねじれ国会の形の中から、与野党共同での形が取れれば、私は歴史的な使命を果たした、そこまで来れば本望だと思っております」
不思議なことに、菅の発言には民主党代表としての任期が来年9月で切れ、代表選が行われるという政治日程が入っていない。代表選で再選される可能性は極めて低いのだが、菅の発想はいきなり、2013年8月の衆院議員の任期に飛ぶ。再選は当たり前と思っているかのようだ。
菅は21日、避難所となっている福島県田村市総合体育館を訪れた際、避難民から「もう帰るんですか!」と呼び止められた時、とっさにこう反応した。
「すいません、あの、知らなかったものですから…」「いや本当にごめんなさい。そんなつもりであのー、通りすぎるつもりじゃなかったんです。すいません…」
この時の姿に官僚をしかり飛ばしたり、野党議員に反ばくしたりする「強い菅」の面影はなく、おどおどする惨めな菅が立ちあがった。
しかし、首相ポストへの執着においては微動だにしない。市民運動家から衆参合わせ計3度の落選を経てようやく衆院選に当選、最高権力者の地位に上り詰めた菅の権力への執着は、2世議員、いや自民党のどの首相よりも強いのかもしれない。
こうした首相を辞めさせるのは、日本の政治制度上、実に難しい。参院での問責決議案は法的根拠がなく、唯一、憲法69条でこう規定されているだけだ。
「内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない」
つまり、内閣不信任案が可決された場合、首相は衆院解散か総辞職かの選択を迫られる。被災地の現状や、09年総選挙に関する最高裁大法廷の違憲判決(3月24日)を考えれば解散は事実上できず、総辞職となるだろう。
民主党と国民新党、民主党系無所属の合計議席は313議席。これから過半数の240(欠員1なので総議席は479)を引くと、73人だ。73人以上が造反すれば、不信任案が可決されることになる。
はたして、こんなに造反者が出るかどうか。野党・自民党の見方は2つに分かれる。
「『加藤の乱』(00年11月)で、野党が提出した森喜朗内閣不信任案に対して加藤紘一元幹事長らが欠席にとどまったように、与党で不信任案に賛成するのはなかなか難しい」
「いや、今回は菅が解散できないことが歴然としているから、不信任案に賛成する同調者が相当出るだろう」
どちらの見立てが当たるか… それは「菅降ろし」が世論の支持を得られるかどうかにかかっている。
震災から約1カ月間は「危機だから首相を代えられない」という空気が支配的だった。しかし、震災発生後の政権の対応が不十分だったことが次第に明らかになる一方、統一地方選で民主党が惨敗し、有権者が民主党政権を見放していることが浮き彫りになった。
このため、「危機だから首相を代えなくてはならない」と考える与野党の議員が増えてきた。
政界は「政権vs野党」ではなく、「菅vs与野党」の構図になってきているのだが、不信任案を可決するほどの数に達するのかどうか… それはまだ読めない。(敬称略)
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