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孫正義氏の電力事業参入を支持する まずは東電国有化からはじめよ!
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/b70535ebbe0c68152fbe0706e9d477a6
2011年04月23日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
自由記者クラブ主催、孫正義ソフトバンク社長のニコニコ生放送は必見である。先ずは皆さまに視聴される事をお勧めしておく。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv47117671?ref=top
日本の大富豪、ソフトバンクの孫氏が東日本大震災に際し、個人で100億円及び役員中の今後の収入を合わせ寄付をしたことが話題となっていた。この行為に対して、賞賛も多いが斜に構えて狭量に、「どうせ、事業に繋ぐための売名だ」、「名前を出すな」、「韓国人じゃないか」みたいな誹謗中傷の類も散見する。筆者からみれば、彼は日本生まれ日本育ち、明らかに日本人であり、日本の有数な事業家である。素直に彼の行為を賞賛する。
孫氏はその後、福島原発事故を受け経済人では突出する形で、「反原発」を宣言した。彼自体が、2011年3月11日まで、原発に対しそれ程の意識を持っていなかった、と自らの無知を認めた。しかし、ここ1カ月必死で原子力発電を学び、研究したようだ。そして、原発の重大な欠点と原発推進勢力の「原発安全神話」の嘘を見抜き、日本のエネルギー問題の諸課題に思いを馳せた結果、脱原発を誰かが強烈に発信しないと、日本は重大な誤った道を反省もなく突き進むことを強烈に思ったようである。
筆者のように、原発の怖さよりも、電力マフィア・原発マフィアに牛耳られた日本のエネルギー政策を悪とみなして、既得権益勢力全体を悪とみなすような過激さは持っていない。(笑) あくまで事業家らしい事実の把握と、それに対する瑕疵の有無、嘘の証明などをした上で、その対応の方法論を提示している。
孫氏の類稀なプレゼン能力が会見全体に色濃く流れ、それこそ筆者は洗脳される思いだった。(笑)世界を駆けまわる自由主義経済の中でたくましく生きる男の実像をみることが出来た。 彼も1か月前まで、原発マフィアの原発神話を深く考えることなく、何となく信じていたそうだ。氏も認めるが洗脳されていたそうだ。
しかし、ここ1カ月必死に学び、検証し、問題点を抽出した上で、結論として脱原発に至ったと述べている。また、上場企業のトップとして、この問題にどう関わるか、相当に悩んだことも素直に露呈している。しかし、原発の危険性、取り返しのつかない人類への負の遺産を考えると、今を持ってエネルギー政策転換の主張を大声で、ヒステリックに見えても語るべき時はないと結論に至ったようである。
現時点で孫氏は政治的思惑や経済的思惑にコミットしていないと言っている。今回の原発事故と永遠に負わされるであろう「放射能汚染国家」がこのままで良いのだろうか?ここで、この時「言うべきことを言わず、するべきことをしないのは駄目だ」その情熱をおおいに語っている。韓国人の血を持つ孫氏だが、今は日本の国士として声を上げた、と筆者は素直に理解する。
言うべきことを言い、理想に燃えて未来を実現するという情熱に燃えている。原発の順次廃止と太陽電池など環境エネルギーへの大転換を熱く語っている。「自然エネルギー財団」の創設を決意。当面10億円を基金とし、世界の自然エネルギー科学者の叡智を結集、自然エネルギー情報の発信と政府に政策提言して行く構想を発表した。
東日本大震災の被災地域を中心に「東日本ソーラーベルト」を作る構想なども提案、普及促進策の為には、自然エネルギー電力の全量買い取り制度の導入も重要だと語っている。発電・送電の分離にも言及している。 また、太陽電池の最大の輸出国である日本は、当然最高の技術力を持っている。その日本が原発に突き進む矛盾を指摘、「世界最大のソーラーベルトを作ろう。もう一度日は昇る。希望あふれるビジョンを作ろう」と大きな目標を掲げた。
日本中の国民が重大な関心を持つ、この原発事故・放射能汚染を解決する壮大なビジョンを持つことは、日本に夢を与える可能性を秘めている。 太陽光、地熱、風力、バイオ、考えられる自然エネルギーへのシフトは、筆者も拙ブログで語っているが、充分に可能過ぎる話しだ。
猛烈な勢いで「自然エネルギー大国」としての日本を実現し、「日はまた昇る」を実現し、それを産業化させることで、経済的諸問題も同時に解決し得る重大な提言と受けとめる。このエネルギー問題の解決と農漁業などエンクロージャー(囲い込み)と云う自由を制限してしまう難点はあるのだが、個別の地域の状況を加味して共存は可能と考える。
筆者としては、このウネリをどのように国民的ビジョンに育てていくか、そこが勝負どころと考えている。勿論本質的に事業家である孫氏がビジョンの構築・実現により、その一部を事業化で利益を得るかもしれないが、壮大なビジョンの中では取るに足りない問題である。
そんな事よりも、電力・原発マフィアと呼ばれる既得権益集団に、寄ってたかって孫氏のビジョンが踏みつぶされないように、注意しなければならない。質疑で答えていたが、そう云うリスクも考慮した、と答えている。事業上或いは税務上或いは司法上、同氏はリスクを抱えた事になるのだが、故に彼のビジョンは貴重なものなのだ、と筆者などは強く感じるのである。
コラムの見出し、「孫正義氏の電力事業参入を支持する まずは東電国有化からはじめよ!」は筆者の願望に過ぎないが、このような状況も冗談ではない、と考えている。東京電力はまんまと原発賠償法で免責されそうな勢いだが、事実上は債務超過の更生法適用企業だ。独占大企業だから潰せないと云う論理で、問題を抽出せず、対処療法を繰り返す限り、日本のエネルギー問題は永遠の負の遺産になる。東電株を50円以下にして、先ずは国が全株取得国有化から、すべてをスタートされるべきである。
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