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GW後も被災者そっちのけ? 子ども手当で党内抗争が勃発
http://bunshun.jp/shukanbunshun/thisweek_pol/110428.html
週刊文春2011年4月28日号「THIS WEEK 政治」
被災地の復旧・復興に向けた四兆円規模の第一次補正予算は遅くともGW明けまでに成立する見通しだ。連休後は空前の規模になるとみられる第二次補正予算案の検討が政府・与党、野党それぞれで本格的にスタートする。民主党執行部は一次と同様、野党各党の提案を最大限取り入れる低姿勢路線を続ける方針だが、小沢一郎元代表に近い反執行部グループが「マニフェストの大幅修正は認めない」と対決色を強めている。
玄葉光一郎政調会長(国家戦略相兼務)が一次補正に協力を取り付けるため自民党の石破茂政調会長と会談した十五日、反執行部の面々は衆院第二議員会館の会議室で緊急集会を開いた。会合の名称は「国民との約束を守り、震災復興を実現する会」。川内博史衆院議員の呼び掛けに、約五十人が顔をそろえた。
「部門会議で『国民に約束したことはきちんとやらなければ駄目だ』と決めたことを、内閣と党執行部の何人かが覆して、高速道路も子ども手当も一次補正の財源にしている。原発安全神話は崩壊したが、財源がないという神話も財務省が作り出したトリックだ。仕分けすれば復興予算は四十兆円、五十兆円出てくる」
川内氏がこう口火を切ると、小沢チルドレンらが続いた。「民主党の一丁目一番地をなし崩しにして自民党案を丸のみする菅政権には早く退場してほしい」(石井章氏)「未曾有の危機を乗り越えるためにという論法だけで、掲げてきたものを撤回しようとしている。全く許されるものではない」(大谷啓氏)。
民主党関係者が指摘する。
「小沢氏側近の松木謙公氏や岡島一正氏が『ガツンと言ってやれ』と事前に指示していたようです。代議士会で岡田克也幹事長に『いつまでそこ(幹事長席)に座っているんだ』と野次が飛んだのも同じ。小沢氏が『撃ち方はじめ』の指示を出したということです」
子ども手当で一次補正の財源に回したのは、三歳未満への月額七千円上積み分だけ。二次補正では自民党や公明党から「子ども手当制度を廃止しろ」と迫られるのは確実だ。つなぎ法案の期限は九月まで。これから民主党内で子ども手当の存続が焦点になるのは必至だ。これにこだわる民主議員は少なくなく、岡田―玄葉ラインが「廃止やむなし」に傾けば、主流派からも異論が噴出する。このままでは、被災者そっちのけで党内抗争に発展し、民主党そのものが“液状化”する恐れもある。
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