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獄中からでも被災者に支援物資を送った鈴木宗男はやはり根っからの政治家だ!
筆者(佐藤)はテレビの出演依頼を原則として断っている。しつこい記者やプロデューサーには、「2002年の鈴木宗男疑惑のときにテレビでさんざん僕の映像が流されました。あのとき僕の言い分を少しでも紹介してくれましたか? もうテレビには一生分出たのでけっこうです」と言うと、そこでみんな引き下がる。
これに対して、ラジオに筆者はレギュラー出演している。東京拘置所では平日は計5時間15分、休日は計9時間30分、ラジオが流れる。拘置所側が選局する。筆者の場合、「知能犯なので、外部から情報が入ってくると罪証を隠滅する恐れがある」ということで新聞購読が認められなかった。
だから、ラジオでニュースが流れると、ボールペンで重要な情報をノートにメモした。ラジオの放送では、鈴木宗男氏や筆者について、テレビのワイドショーのような事実無根の誹謗中傷はなかった。テレビと比較してラジオのほうが問題を掘り下げて報道するのに適したメディアと考えるので、筆者はラジオの出演依頼についてはできるだけ前向きに対応している。
3月29日に到着した手紙の中で、われらが鈴木宗男・新党大地代表(前衆議院議員)が喜連川社会復帰促進センター(刑務所)で聴いたラジオ放送についてこう記している。
〈松山千春さんがラジオで「知恵のある人は知恵を出そう。力がある人は力を出そう。金がある人は金を出そう。自分は何にも出せないという人は、元気出せ!」と話した事がツイッターで拡がっていると新聞に出ていた。さすが千春だ。言葉は力なりきだ。一人一人出来ることからやっていこう〉
自分の力を世のため他人のために使うという千春さんの考え方を筆者も支持する。鈴木宗男さんは、獄中から自分が行なった支援についてこう記す。
〈新党大地も各地で募金活動を始めている。ラジオから、福島から避難してきている那須町で役場の人が「靴下が足りない」と言っていたので、私も使っていない靴下五足を宅下げし、事務所に沢山集めて送るよう指示した。私たちが、一人一人が元気になって、被災者に支援を続けられる態勢を整え、最後まで責任を持って被災地を復旧、復興させますというメッセージを発信し、出来る限りの元気と安心を被災者に届けていきたい〉
「宅下げ」とは、刑務所から自宅に物品を送ることをいう。刑務所の暖房はあまり効いていない。また、懲役囚にとって靴下は貴重品だ。鈴木宗男さんは自分は寒さを我慢して、地震や津波の被災者に靴下をはいてもらおうと思っているのだ。
政治家にとって重要なのは、普通の国民の気持ちを理解することだ。鈴木宗男さんは獄中で、「今の俺にはこれくらいの貢献しかできない。国策捜査に巻き込まれなければ、政治の力で被災地の復興のためにもっともっと貢献できた」と悔しがっていることだろう。(文/佐藤優)
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