震災関連法律をなぜドンドン成立させないのか
http://gendai.net/articles/view/syakai/130007
2011年4月18日 掲載　：日刊ゲンダイ

「１６対１」――まるでワンサイドゲームのような数字は、９５年１月の阪神大震災後１カ月で村山内閣が提出した緊急法案と、菅内閣が今回の震災で提出した緊急法案を比べた結果だ。
　間もなく震災から４０日が経とうというのに、菅内閣が成立させたのは被災地の統一地方選を延期する特例法案１本のみ。１９日にも被災者の国税・地方税を減免する法案を提出。政府筋は「５月上旬までに成立させたい」とノンキなことを言っているが、村山内閣は似たような法案を１カ月で成立させている。
　阪神大震災の当時「初動の遅れが大惨事を招いた」と批判されたウスノロ内閣より、対応が遅いのは異常だ。ねじれ国会を差し引いても、動きが鈍すぎる。
　大体、菅内閣は復興支援の土台となる「復興基本法案」の素案すら、まとめきれていない。村山内閣は震災１カ月後に国会に提出。ほどなく震災関連の補正予算案も提出し、ともに震災後４２日目に成立させた。
「復興の基本理念さえ、しっかり掲げればいいはずが、復興財源や原発事故の対応など、あれやこれやと詰め込み過ぎ、素案がＡ４判で１１ページの大作に膨らんでしまったのです。その結果、党内での文案調整に手間取り、法案提出は早くても４月末になりそうです」（民主党関係者）
　震災対策はスピード感が必要なのに、何をモタモタしているのか。政治評論家の浅川博忠氏も、こう言うのだ。
「菅首相は政治力のある人物に全権を委ねるべきです。村山内閣の時は自民党の小里貞利震災対策担当大臣を現地に駐在させ、全権を委任したことで、スピード感が生まれた。今の官邸は菅首相とカムバックした仙谷官房副長官が復興支援の縄張りをめぐって抗争中。役人も“イラ菅”を発揮する首相の顔色をうかがって、せっかくのアイデアを提案しづらい状況で、いたずらに時間が過ぎ行くだけです」
　今や菅直人という巨大なガレキが、復興の最大の障壁となっている。

コメント
01. 2011年4月18日 17:19:46: NP73wt64gs 本当に、対応が遅すぎますね 放射能のことが心配です　たまたまネットにURLが載ってました 貼り付けてよいかどうか分かりませんが、放射能を心配してる人も多々いらっしゃるとおもい　張っておきます　すみません 　http://atmc.jp/
02. 2011年4月18日 17:33:26: u8T2aRIP9Y ガレキに失礼な言い分だ。ガレキはガレキになる前は、きちんとした役割があって仕事をしていたんだぞ。
03. 2011年4月18日 17:47:48: rpEdVGN6HQ 放射性物質の積算数値については、以下の資料があります。 日本政府とアメリカ政府の資料を比較して見ることができます。 日本の原子力安全委員会が公表した資料です。 外部被ばくの積算線量（3月12日から4月5日までのSPEEDIによる試算値） http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan022/siryo1-3.pdf 米国エネルギー省の資料です。 3月30日から4月3日までのデータです。埋め込まれているslide shareの4/9をご覧下さい。 http://blog.energy.gov/content/situation-japan SPEEDIのデータでは、いまだに宮城県の白石、角田、丸森のデータがカットされています。宮城県知事と政府が隠蔽しているのではないかと推測します。
04. 2011年4月18日 17:49:19: AdKaaFvNBE 【　タヌキ腹組　工作員見習“ぽんぽこ”の　お節介な怪説・笑説　】 　国会答弁では、「成立する見込みがない＝野党の賛成が見込まれない」から提出しないと野党の所為にしていた。 　総理辞任を明言すれば、野党は賛成に廻る。仙谷も、憚りながら“小チンピラ官房副長官”で何の役にも立っていない。
05. 2011年4月18日 18:47:53: cdRI9kQlyQ 政治家でも政治屋でもなく、総理になりたいだけのただの人。 理想とする国家像はなく、胆力もなくただ単にその地位にしがみ付き、人を利用し己の欲望を満たす事だけの最悪宰相。歴史上稀に見る最悪総理である。 総理をコロコロ変えるのは良くないと言う理由だけで応援してきたマスコミの責任は重大である。 この総理の前に屑マスコミがあり、悲しい事にそれを支えたのは他ならぬ我々日本人だ。
06. 2011年4月18日 21:12:32: 8BF6RNP36S 菅首相が、本腰を入れて大震災復興＆政権建て直しに臨むのであれば、 与謝野（非民主党議員・自民党の回し者）を更迭し、 小沢氏を副総理兼党幹事長に任命して全権を委任し、 小沢氏の“弟分”の田中康夫・新党日本代表、 リフレ派の小沢鋭仁元環境相や馬淵元国交相などを 財務相・経済財政担当相・金融相などに抜擢するべきである。 もちろん、統一地方選挙に惨敗した以上、岡田幹事長は更迭。 玉城議員が、建設的な提案をしている。 菅総理は今こそ、小沢一郎副総理兼災害復興特命大臣を任命すべし。 そうすれば野党との関係も改善される展望が持てる。 更に言わせていただくならば 党内の閣僚並びに委員長経験者を積極的に動いていただけるポジションにつけるべき。 それに繋がる党内の融和意識と連係がさらに強くなる。 玉城デニー http://twitter.com/tamakidenny/status/49334335416963072
07. 2011年4月18日 23:36:10: 8BF6RNP36S ＞震災関連法律をなぜドンドン成立させないのか そりゃ、村山政権と異なり、衆参がねじれているからだよ。 野党が妨害しているからだよ。 だから、昨年の７月、参院選で、惨敗した直後に、 菅首相は、土下座して、公明党やみんなの党などと中連立するべきだったのだ。 連立工作ができないから、菅政権は無能なのだ。 東日本大震災：国際支援に感謝、衆院決議できず 　衆院は１５日の議院運営委員会理事会で、与党が同日の本会議採択を目指していた 東日本大震災に関する決議と国際的な支援に感謝する決議の採択を見送ることを決めた。 自民党が菅直人政権への対決姿勢を強め、採択に応じなかったのが理由。 　民主党は６日、各党に決議の原案を提示し、震災１カ月の１１日にあわせて １２日に採択を予定していたが、共産、社民両党との文言調整などのため １５日に先送り。一方で、自民党にも原案への意見を求めてきたが明確な回答がなかった。【横田愛】 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110416ddm005040029000c.html 何でも反対自民党みたいになってきそうだなw 総額４兆０１５０億円の第１次補正をめぐっては、 玄葉政調会長が２８日に国会へ提出する方針を伝えたが 子ども手当などを見直して安定財源を確保するよう求める野党との距離は埋まらず、合意には至らなかった。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20679720110418
08. 2011年4月19日 07:29:28: rjpmaLs936 >>02 つい笑ってしまった　笑えない事態なのに
09. 2011年4月19日 11:41:12: rpEdVGN6HQ 米国エネルギー省の資料が差し替えられまた。 放射性物質の飛散地域が縮小されています。 http://blog.energy.gov/content/situation-japan
10. 2011年4月19日 12:00:11: rpEdVGN6HQ 米国エネルギー省の資料が削除されました。 http://blog.energy.gov/content/situation-japan

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